40代ミニマリスト、食洗器・ロボット掃除機は「必要ない」。ものを減らすと、最小限の家事で暮らしが回る
家事の時短は、暮らしをスムーズに回すための優先事項。家電の力を借りるのもひとつの手ですが、ミニマリストのめいさん(40代)は「ものをもたないと、家電に頼らなくても家事がラクになります」と言います。めいさんの考え方について、詳しくお話を伺いました。
めいさんが便利家電を持たない理由を伺いました
【写真】めいさんが掃除で使っているアイテム
食洗器も、電子レンジももたない暮らし
夫と高校生の子どもと暮らす、ミニマリストのめいさん。こだわりの注文住宅を建てましたが、キッチンには食洗機を設置しませんでした。
「今はマンションや建売住宅でも標準装備されていることが多いと思うのですが、あえてつけなかった理由は、家電などの機械類をなるべく減らしたかったからです」
家電は置く場所の確保が必要で、メンテナンスや買い替えという手間も発生します。
「とくにビルトイン食洗機は、もし故障したらつけかえが大変。維持管理にもお金と手間がかなりかかりそうだと判断しました。それに、そもそも食洗機を使うほどの洗いものが出ないということも理由としては大きいです。少ない調理道具を使い回しているため、たりなくなったらすぐ洗い、調理中に洗いものがほぼ終わってしまいます。料理はワンプレートスタイルで盛りつけたりして、使う枚数を減らしています。食後もサッと洗ってすぐ終了です」
ちなみに、めいさんのお家には電子レンジもありません。温めや解凍はせいろを活用しています。
スティッククリーナーでサッと掃除をすませる
掃除はスティッククリーナーを活用。ロボット掃除機を使わないのは、食洗機と同じ理由です。
「ロボット掃除機は、充電しながら置いておくスペースが必要です。家を建てるタイミングでコンセントの位置と合わせて確保することもできましたが、あえてそうしませんでした。定期的なメンテナンスが必要な家電はなるべく減らしたかったのです」
一方で、スティッククリーナーはかけたいときにサッとかけられるし、買い替えも手軽。普段はパントリーの一角に収納しているそうです。
「立てて置いておけるのでかさばりません。見た目がすっきりしている、白のバルミューダのクリーナーを使っています」
ものが少ないめいさんの家は、掃除の際に床からどかせるものがほぼありません。ロボット掃除機に頼るまでもなく、手間なく床掃除ができるのです。
「便利家電をもたなくても、ものが少なければ十分家事は回せます。むしろもたないことでお手入れ、買い替えの手間から解放され、節約にもつながっていると思います」
家電をもたなくてすむことも、ミニマリストが得られる大きなメリットのひとつかもしれません。