ドジャース投壊危機! サイ・ヤング賞左腕スネルの復帰が白紙「ローテーションが手薄に」
ドジャースのブレーク・スネル
ドジャースのサイ・ヤング賞左腕、ブレイク・スネル投手(32)の復帰が白紙となった。デーブ・ロバーツ監督(52)が23日(日本時間24日)、スネルの回復が遅れているため投球プログラムを停止させたことを明かした。
「キャッチボールをしていたとき、彼は気分が良くなかった」と語った指揮官は「もし何らかの違和感があるなら、それを乗り越えようとしないようにしよう」と焦らせず、リハビリに専念させる意向だ。
2018年と23年にサイ・ヤング賞を受賞しているスネルは昨オフに5年1億8200万ドルの大型契約でドジャースに加入。今季はここまで2試合に先発して9回を投げ、1勝0敗、防御率2・00をマークしていたが、左肩の炎症で6日(同7日)に15日間の負傷者リスト(IL)入りが発表された。MRI検査の結果、炎症以外の異常はなく早期復帰すると思われていたが、離脱が長引くことが確実となった。
ドジャースの先発ではタイラー・グラスノー投手(31)が20日(同21日)のレンジャーズ戦5回に脚のけいれんで緊急降板。開幕ローテーション5人のうち2人が怪我という緊急事態に陥り、この日の敵地カブス戦はブルペンデーとしたが6―7で落とした。
「ブレイク・スネルは当初の15日間のILよりもさらに長く欠場することになる」と報じた米メディア「ザ・フレズノ・ビー」は「さらにリリーフのブレイク・トレイネンとマイケル・コペックも15日間のILに入っている。ドジャースにとっては残念なニュースであり、ドジャースはローテーションがさらに手薄になっている」と〝投壊危機〟を伝えた。