世界で大人気の香ばしい揚げ物料理

衣をまとった野菜、パン粉をまぶしたカツ、柔らかなパン。カリッと揚げて美味しくない訳がない。古代エジプト人が高温の油で食材を揚げるという調理法を編み出してからというもの様々な文化において独自の工夫が凝らされて来た。基本的なフライドポテトから洗練された天ぷらまで、高温の油にさっとくぐらせた後のサクサク感ほど舌を喜ばせる料理はない。食欲を刺激される準備は出来たかな?ギャラリーをクリックして世界で大人気の香ばしい揚げ物料理を堪能しよう。
ズッキーニの花

イタリア人の大好きな食べ物であるズッキーニの花のフライは軽く衣をつけてふっくらと黄金色になるまで揚げる。チーズ、プロシュートハム、米、ハーブなどの具材を詰める方法もある。
ハッシュパピー

コーンミールから出来た香ばしいコロッケは南北戦争時代からアメリカ南部で食べられて来た。魚のフライと一緒に食べるのが昔ながらの食べ方だ。
天ぷら

人気の和食である天ぷらは魚介類や野菜に薄く衣をまぶして揚げるのが定番だ。16世紀にポルトガルの宣教師が神聖な断食期間中に肉類を食べない食事として日本に持ち込んだのが始まりとされている。
コシーニャ

ブラジルで人気の屋台料理であるコシーニャ(直訳は「小さなもも肉」)は細切りの鶏肉とクリームチーズを詰めたサクサクのコロッケである。しずく型に成型し衣をつけて揚げる。
フレンチフライ

ベルギーとフランスは何世紀にもわたってフレンチフライの歴史と発祥の地について争って来た。しかし今日では世界中で親しまれているのだ!
カツ

日本でカラッと揚げた肉料理が食べたくなったらカツがおすすめだ。パン粉をまぶしたカツは米やカレーと一緒に食べたりできる応用の効く定番の一品だ。
パコラ

お馴染みであるインドの野菜のフリッターであるパコラはじゃがいも、茄子、キャベツ、ほうれん草など何を使っても良い。インドの伝統的な軽食だが東南アジアの街角でも目にすることが多い。
フライド・グリーン・トマト

アメリカ南部の食べ物というイメージが強いフライド・グリーン・トマトだが実は誕生は19世紀の中西部なのだ。コーンミールの衣、小麦粉、コーンミール、クラッカーの粉などのパン粉を付けてから揚げる。
バインカム

ベトナム語で「オレンジケーキ」と呼ばれる揚げおにぎりだがオレンジの風味はない。もち米粉で作った生地で緑豆の餡を包み胡麻をまぶして揚げたものだ。
パスティシュ・デ・バカリャウ

ボリーノシュ・デ・バカリャウとも呼ばれるサクサクの鱈のフリッターはポルトガルで大人気のスナックである。乾燥させた塩漬けの鱈、マッシュポテト、玉ねぎ、パセリ、卵、様々な香辛料を混ぜて作る。
トストーネ

トストーネはラテンアメリカやカリブ海地域で親しまれている緑色のバナナ(プランテン)と多種多様な食材を2度揚げた料理である。薄く切ったプランテンを揚げた後に潰してもう1度揚げるのだ。スペイン語で「乾杯する」という意味の動詞であるtostarから命名された。
アランチーニ

シチリアで人気の屋台料理である黄金色のおにぎりは10世紀からイタリア人に愛されて来た。肉のラグー、モッツァレラチーズ、茄子、きのこ、ピスタチオなど様々な具を詰めるのが特徴だ。
フライドチキン

鶏肉の調理法は数多くあるが中でも人気が高いのはカラリと揚げたアメリカ風フライドチキンと韓国風フライドチキンだ。アメリカのものは衣が厚くザクザクしているが、韓国のものは薄くサクサクしている。
カラマリのフライ

地中海地方でよく食べられているカラマリのフライは衣またはパン粉をつけて揚げる。大抵は切ったレモンを添えてマリナーラかマヨネーズがベースのクリーミーなソースで食べる。
クッバ

レバノンとシリアの伝統料理と考えられているクッバは肉とブルグルを混ぜて揚げた団子である。牛や羊のひき肉、茹でたブルグルの粉、玉ねぎ、スパイスなどを混ぜて作る。
二枚貝の唐揚げ

ニューイングランドの郷土料理である二枚貝の唐揚げは海辺のクラム小屋で提供されていることが多い。牛乳に浸した二枚貝の身をコーンミールのパン粉をまぶしてから揚げる。タルタルソースを付けて食べるのが一般的だ。
揚げピザ

イタリアのナポリと言えば軽い食感の薄いナポリピッツァが有名だが揚げピザも忘れてはいけない。揚げピザはリコッタ、潰したトマト、豚のほぐし身などの具をたっぷりと詰め込んだものだ。
ハトシ

ハトシは香港の広東点心料理である。白パンに海老のすり身を塗りこんがりと揚げた素朴だが風味豊かなおやつだ。
チミチャンガ

チミチャンガ(揚げたブリトー)の発祥の地だと主張するのはアリゾナ州だが、現在ではテクス・メクス料理の定番となっている。
チチャロン

豚の皮を揚げたチチャロンは豚の全ての部位を有効に利用するための調理法として何世紀にもわたって受け継がれて来た。スペイン、フィリピン、ラテンアメリカの国々で人気の料理だ。ポルトガル語圏ではトレシュモと呼ばれている。
マクーダ

じゃがいも、パセリ、にんにく、小麦粉、塩、胡椒を混ぜて作る北アフリカの伝統的なじゃがいものフリッターである。前菜や副菜としてはもちろんのことサンドイッチに挟んで食べることも多い。
春巻き

中華料理や東南アジア料理でお馴染みの春巻きは薄い皮の中に様々な具材を包む。定番の具材は細切りの豚肉、海老、きのこ、キャベツなどである。
パステル

ブラジルで広く親しまれているファストフードであるパステルは具の入った揚げパンだ。様々な具材を詰めるが細切りの鶏肉、牛ひき肉、モッツァレラチーズ、小海老などが代表的である。
ヴィーナー・シュニッツェル

オーストリアの名物料理であるヴィーナー・シュニッツェルは薄くパン粉をまぶしてフライパンで揚げた子牛のカツレツである。
サモサ

アジア、中東、東アフリカで愛されているサモサはスパイスで味付けしたじゃがいも、玉ねぎ、えんどう豆、肉または魚などが入った風味豊かな菓子パンのようなものである。始まりは中世時代にまで遡るという。
キベリング

キベリングとは魚の切り身で作るオランダで人気の屋台料理である。衣を付けて揚げたキベリングにガーリックソースやウイスキーソースなどをかけて食べる。
フィッシュ・アンド・チップス

イギリスの国民食とも称されるフィッシュ・アンド・チップスは衣をまとって揚げた魚をフライドポテトと一緒に食べる。塩、酢、マッシュした豆などを添えるのが定番だ。
クロケット

世界各地で色々なバリエーションが存在するクロケットの起源はフランスにある。バター香るベシャメルをベースに円形または円筒形に成形し卵液とパン粉をまぶして黄金色になるまでカラッと揚げるのが一般的だ。肉、魚介類、チーズ、米、きのこ、様々な野菜などの材料が人気である。
フライドオニオン

世界各地でスナックとして親しまれているフライドオニオンは切った玉ねぎをフライパンで揚げるか炒めるのが基本的な調理法である。
提供元:(TasteAtlas) (CNN) (HuffPost)