ポーランドでの軍事演習で試験されたストライカー搭載のBLADEシステム

ポーランドでドローンを撃墜するためにStryker車両に搭載されたBLADEシステムを米軍が試験。写真: defense.gov
米陸軍第2騎兵連隊の兵士たちは、2025年8月1日、ポーランド北東部のベモヴォ・ピスキ訓練場で行われた実弾演習において、Stryker車両に統合されたBallistic Low Altitude Drone Engagement(BLADE)システムを使用し、複数のドローンを探知・追跡・無力化する能力を実証しました。
この活動は、ドローン対抗のための新しい戦術と技術の開発を目的としたProject Flytrap 4.0の一環として行われました。
米陸軍兵器開発センター(Army Combat Capabilities Development Command Armaments Center)の対UASシステム責任者デービッド・ゴールドスタイン氏によると、いくつかの空中脅威は同時に投入され、迅速な対応が求められたといいます。
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「システムは1つの目標を撃破し、数秒以内に別の目標を交戦・無力化しました」と彼は強調しました。
ドローン対抗技術
ポーランドでドローンを撃墜するためにStryker車両に搭載されたBLADEシステムを米軍が試験。写真: defense.gov
BLADEプロジェクトは2016年から2019年にかけて開発され、無人航空機の脅威に対処するために設計されました。これはすでに米陸軍の様々な部隊で使用されている遠隔操作式兵器ステーションCROWS(Common Remotely Operated Weapons Station)を基盤としています。高精度レーダー、ドローン用火器管制ソフトウェア、そしてCROWSプラットフォームを組み合わせることで、BLADEはオペレーターにリアルタイムで標的を識別・追跡し、迎撃ポイントを計算する能力を提供します。ポーランドでの演習では、同システムはM2 .50口径機関銃を用いて500〜800メートルの距離にある空中目標に対して射撃が行われました。
実弾射撃に加え、BLADEは弾薬を使用しない訓練シナリオにも参加し、脅威の探知と追跡をシミュレートしました。
同盟国との統合と新たなソリューション

米陸軍第2騎兵連隊第3小隊所属のロバート・ラウクス軍曹が、英陸軍第1大隊ロイヤル・ヨークシャー連隊の兵士から携帯型電子妨害装置「ナイトファイター」の操作方法について指導を受けている様子。場所: ポーランド・ベモヴォ・ピスキ訓練場
Project Flytrap 4.0には、米国第2騎兵連隊と英国第1大隊ロイヤル・ヨークシャー連隊の兵士が参加し、新しい対ドローン技術の活用を探る合同演習が行われました。
また、同プログラムでは、兵器開発センターによって開発されたCNALTソフトウェアも紹介されました。このソフトは火器管制および戦術可視化ツールを提供し、交戦サイクル(いわゆる「キルチェーン」)の時間を短縮します。わずか15分の訓練で、兵士たちはシステムを操作し、リアルタイムのセンサーデータに基づいた交戦推奨を行うことができました。
出典と画像: defense.gov。このコンテンツはAIの協力を得て作成され、編集チームによって確認されました。