「しあわせな結婚」ネルラ(松たか子)は何を隠してる?ネルラ・レオ親子説、五守=黒川説など考察続々 予告のメール文に注目する人も【ネタバレ】

原田ネルラ(松たか子)(C)テレビ朝日
阿部サダヲ主演の連続ドラマ「しあわせな結婚」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第8話が4日、放送され、最終回(11日放送)を前に、視聴者からの「考察」がネットに続々と寄せられている。
「しあわせな結婚」とは?
NHK大河ドラマ「光る君へ」(2024年)などで知られる大石静さんが脚本を手がけるオリジナルのマリッジ・サスペンス。注目の裁判で数々の無罪判決を勝ち取ってきた人気弁護士の原田幸太郎(阿部)が運命的に出会ったネルラ(松たか子)と電撃結婚したが、その後、彼女が15年前に婚約していた布勢夕人(玉置玲央)の不審死にかかわっていたことが明らかになる。警察の再捜査が始まるなか、順風満帆だった幸太郎の人生が一変していくさまを描く。

原田幸太郎(阿部サダヲ)(C)テレビ朝日
布施の死を解くカギは「ほんの遊び心」「布勢の画風」?(第8話ネタバレあり)
この日の放送で、事件当日の記憶を一部取り戻したネルラが、血だまりに倒れる布勢の向こうから誰かが近づいてきて、「お前はやっていない。いいか? この人を殺したのは俺だ、わかったな?」とささやく声が耳に響いた。声の主は叔父の考(岡部たかし)で、布勢を殺したと自首した考は警察に拘留されていた。ネルラは、幸太郎に「やっぱり私が布勢を殺したのかもしれない」と言い、考が自分を庇ったのだろうと主張し始めた。
もし本当にネルラが布勢を殺していたとしたら、法律家として夫として、自分はどうしたらいいのかと悩んだ幸太郎は、真実と向き合う決意を固め、独自に調査を開始。まず、旧知の法医学者、児玉祐作(佐々木蔵之介)を訪ねた。児玉は、布勢の遺体に残された2つの傷跡から、犯人が凶器となった燭台を途中で持ち替えているか、布勢の頭部を殴ったのが1人ではないかもしれないと言及。幸太郎は、燭台を製造する国内の工場が限られていることを知り、その工場を訪問。15年前に作られていた製品は1種類で、それは折り畳み式の三又のものだった。再び意見を求められた児玉は、犯人が両手で燭台を持って殴ったのではないかと推測。幸太郎は、考が、当時小学生だったネルラの弟、レオ(板垣李光人)をかばうために自首したと推理した。

原田ネルラ(松たか子)、幸太郎(阿部サダヲ)(C)テレビ朝日
幸太郎から仮説を突きつけられたレオは観念し、事件以来隠し持っていた凶器の燭台を差し出して真相を語った。事件当日、考が焼いたクロワッサンをネルラに届けに行ったレオは、布勢が彼女に馬乗りになり首を絞めている場面に遭遇。すぐに考へ助けを求めるメールを送り、とっさに燭台で布勢の後頭部を殴打した。駆けつけた考は、動揺するレオをなだめ、目をつぶらせると倒れた布勢の頭を燭台でさらに一撃。レオに、布勢を殺したのは自分だと言い聞かせ、先に帰宅して燭台を通り道の川に捨てるよう指示した。その後、考は布勢の遺体を階段から突き落とし、事故に見せかけた。レオは母親代わりだった考が自分をかばってくれた気持ちに答えなければならないと考え、真相を誰にも打ち明けず抱え込んで過ごしてきたと吐露。幸太郎は、このまま考を人殺しにしてはいけないと諭し、当時14歳以下だったレオは刑事責任を問われないと教え、共に警察に行こうと促した。レオは「これで楽になるよ」と安堵の表情を見せた。
事情聴取を終えて帰宅した幸太郎は、ネルラにすべてを報告。真実を隠すことが家族の幸せとは思えないと告げた。するとネルラは「ハタから見れば間違ってるかもしれないけど、レオを守り通すことがうちの家族の真実だったの! あなたのいう法律的な真実とは違うのよ!」と猛反発。「こんなことになるんだったら私が犯人だったほうがよかった」「あなたと出会ってすべてが壊れた。私たちは出会ってはならなかったのよ」と涙をこぼしながら「離婚してください」と言い放った。
物語はそこで終了。続く最終回予告では「謎に満ちた“ネルラ”という女」「まだ『事件』は終わっていなかった」「ついに最大の秘密が明かされる」という意味深なテロップが流れ、視聴者の期待をあおった。最終回では、幸太郎とネルラが離婚して1カ月が経つなか、ネルラが失踪。「事件の始まりには、もうひとつの秘密があった」と告白するネルラの独白が流れ、さらなる展開を予感させた。
レオの告白で、物語は一件落着かと思いきや、残りの1話で別の「秘密」が明らかになると思われる。SNSには、「秘密って何だろう。レオはネルラと布施の子でしたとか」「ネルラと亡くなった弟の五守は宮沢賢治にちなんだ名前だが、レオだけ違うよね」「ネルラとレオだけカタカナなんよ、名前が」「五守の件とかもなにかまだありそう」「やっぱり五守=黒川?」といった考察が殺到。以前からささやかれているネルラとレオの親子説、幼くして亡くなったネルラの弟、五守と刑事の黒川竜司(杉野遥亮)の同一人物説などが再燃している。

鈴木考(岡部たかし)(C)テレビ朝日
また、予告映像に出てきたネルラが書いたとみられるメール文の中に「…前、わたしはほんの遊び心で布勢の画風…」との文字があったことから、布勢の画風を真似てネルラが描いた絵がなんらかのトラブルにつながったのではないかと考察する人もいた。