『寝起きが悪い猫』に見られる3つの行動 体調不良のサインの場合も?
『寝起きが悪い猫』に見られる3つの行動 体調不良のサインの場合も?
1.目つきがやけに険悪
1つ目は、目つきが険悪になることです。
猫の目はただでさえ鋭く、独特の光を放ちますが、寝起きの悪いときは、異様なたたずまいを見せることがあります。半開きで睨みつけたり、白い膜(瞬膜)を刃物のようにちらつかせたり。繁華街の横丁では絶対に出会いたくない凶暴さです。
普段は温厚な愛猫でも、たとえば、飼い主さんの不用意な物音で起こされると、「あぁ~ん!?」とアウトローなガンを飛ばしてきます。もし猫用の目覚まし時計が「犯人」だったら、間違いなく、強烈な猫パンチをお見舞いしているところです。
寝覚め後の刺々しい雰囲気とは裏腹に、どんなに触られてもされるがままになることだけは、猫と人間で大きく異なっている点かもしれません。もし繁華街の横丁でオラオラ視線で迫ってくる人たちに同じことをしたら――。
2.ぼーっとしている
2つ目に挙げる行動は、ぼーっとし続けることです。
寝覚めの悪い猫がよく使う「手口」は、知らんぷりです。飼い主さんからやさしく声をかけられても、まったくのスルー。しっぽをピーンとさせながら、スタスタと歩み寄ってくるいつものフレンドリーさなど、ほんのひとかけらもありません。
ほかにも、何もない壁に向かって一点凝視したり、今にも舌打ちしそうな態度を示したり、未確認飛行物体に連れ去られた後のように現実感を失ったり、起床時のぼんやり時間の過ごし方は、猫それぞれにあります。
起きたばかりのぼーっとした愛猫を見ると、中学時代の自分とそっくり、とつい思い出してしまう飼い主さんもいるかもしれません。学校に着いても引き続きうわの空で、先生の音読する「平家物語」の有名な冒頭が子守歌のように響いてきます。
類は友を呼ぶにちなんで言えば、愛猫は飼い主を選ぶ、といったところでしょうか。
似た者同士なら、親にこっぴどく言われた「早くゴハンを食べてちょうだい!」などと叱ることなく、心ゆくまでぼんやりさせてあげましょう。そのうち、いつもの調子に戻ります。
3.起きようとしない
最後の3つ目は、まったく起きようとしない、です。
愛猫を起こしても、「あくびを繰り返す」「二度寝では飽き足らず、四度寝する」「他の場所に移動して相変わらず眠る」など、最終的には眠り続けるパターンもあります。
毎朝、出勤前のお見送りを欠かさない子なのに、寝覚めの悪いときに限っては睡眠欲が勝って、いつもの厳粛なるセレモニーをあっさり放棄してしまう――そんなとき、飼い主さんはちょっぴり寂しさを抱えながら、仕事に出かけるハメになります。
愛猫がなかなか起きてこなかったら、もちろん、そのまま寝かせてあげるのが一番です。ただし、動けなくなったり、意識的な知らんぷりと違って、飼い主さんの呼びかけに無反応だったりすると、健康上の問題が発生しているかもしれません。
猫は、急激な気候の変化により、起床時に倦怠感を伴う場合があります。特に、腎臓病などの重い持病を患っている猫は悪化の可能性もあり、注意が必要です。しばらく経っても起きようとしなかったり食欲が無いようであれば、念のために、信頼できる動物病院で診てもらってください。
まとめ
今回は、「寝起きの悪い猫」がどんな行動に出るのか、「目つきが険悪」「ぼーっとする」「起きない」、3つの視点に絞って解説しました。
改めて要点を振り返ると、ほぼ人間と同じです。猫は静かに不機嫌ですが、人間の場合は、学校や仕事に間に合うように起こしてくれているのに、家族に向かって「うるせー」と逆ギレしてしまいます。
そういう意味では、猫の寝起きの悪さのほうが、人間よりもいくらか愛嬌があると言えるかもしれません。
寝覚めがある程度悪くても、健康面での心配はそれほどありません。ただし、まったくの無反応や体調不良が疑われる場合は、万が一のことを考えて、動物病院を受診するようにしてみてください。
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