燻製におすすめの食材を解説!初心者でもおいしく作れる方法もご紹介
- 燻製の3つの工程
- 1.味付け(塩漬け)
- まずはコレから! 燻製におすすめの「定番」食材10選
- 1.とろーり半熟が絶品! 燻製たまご
- 2.下ごしらえ不要で簡単! 燻製チーズ
- 3.パリッとジューシー! 旨味があふれる燻製ソーセージ
- 4.焼くより香ばしい? 新しい発見、燻製ししゃも
- 5.いつものナッツが高級おつまみに! ウイスキーと楽しむ燻製ナッツ
- 6.旨味をギュッと凝縮! 半生食感がたまらない燻製ほたて
- 7.キャンプ飯の王様! 厚切りブロックで味わう豪快燻製ベーコン
- 8.冷蔵庫のちくわがごちそうに! 超簡単・節約おつまみ燻製
- 9.まるで「いぶりがっこ」! 市販のたくあんで作る絶品燻製
- 10.罪悪感なしの絶品おつまみ! 高タンパク・低カロリー燻製ささみ
- 燻製の世界が広がる! おすすめの「変わり種」食材8選
- 1.いつもの卵かけご飯が絶品に! 魔法の調味料「燻製醤油」
- 2.明太子が高級珍味に! 旨味を凝縮した燻製おつまみ
- 3.まさかのマヨネーズも燻製に? ディップソースの新革命!
- 4.わずか5分で完成! 市販のポップコーンで作る、やみつき燻製スナック
- 5.のり塩、コンソメが狙い目! 味付きで楽しむ燻製ポテトチップス
- 6.キャンプの夜の決定版! アイスを乗せたい「とろける燻製バナナ」
- 7.焼き、蒸し、揚げに続く! 「燻す」という第4の餃子、現る
- 8.夏の定番が劇的進化! ビールが止まらなくなる「燻製枝豆」
- 燻製に必要なアイテム
- ダンボールやフライパンでもOK!燻製器なしで作る方法
- ダンボールでの燻製方法
- フライパンでの燻製方法
- 本格的に楽しみたい方におすすめの燻製器
- 燻製器選びの3つのポイント
- おすすめ燻製器【1】ドウシシャ クッカーブラック直径12cm
- おすすめ燻製器【2】SOTO(ソト)「燻家(スモークハウス)」
- おすすめ燻製器【3】サーモス「保温燻製器 イージースモーカー」
- おすすめ燻製器【4】キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)「アドバンス 折りたたみスモーカー」
- 自分だけの燻製ライフを始めよう
「燻製って難しそう…」というイメージを持っている方も多いはず。しかし、実はポイントさえ押さえれば、初心者でも手軽に、香ばしく深い味わいを楽しめます。この記事では、燻製の基本から、定番・変わり種のおすすめ食材、簡単な始め方までご紹介します。ぜひ燻製料理に挑戦してみましょう!
この記事でわかること
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燻製の3つの工程
おいしい燻製作りは「味付け」「乾燥」「燻製」の3ステップが基本です。
それぞれの工程が食材の旨味を最大限に引き出してくれるため、この3ステップを丁寧に行うことこそが、燻製を成功させる秘訣です。
ここでは、各工程の作業を具体的に見ていきましょう。
1.味付け(塩漬け)
ライター撮影
燻製の仕上がりを左右する最初の工程で、食材の水分を抜くことで保存性を高め、味の基礎を作ります。
主な方法として「ふり塩法」と「ソミュール法(湿塩漬)」の2種類があります。
塩漬けの方法
どちらの方法を選ぶかによって、仕上がりの風味も変わります。食材や好みにあわせて、いずれかの方法を選びましょう。
2.乾燥
ライター撮影
食材に水分が残っていると煙がうまくつかず、酸味の原因になるので、味付け後には食材表面の水分をしっかり乾燥させます。
キッチンペーパーで水気を拭き、風通しの良い日陰で干せばOK。乾燥させる時間は食材によって異なりますが、食材の表面に触っても水分を感じなくなるくらいまで、数時間〜一晩乾燥させます。
きれいな色とクリアな味わいのために、大切なひと手間です。
3.燻製
ライター撮影
最後の工程では、燻煙材(スモークチップやウッド)を熱し、その煙で食材を燻して独特の香りと風味をつけます。
燻製の方法は温度帯によって「熱燻」「温燻」「冷燻」の3種類に分かれます。
燻製の方法
初心者の方は短時間で作れるうえに、食材の殺菌効果も高い「熱燻」から始めるのがおすすめです。
まずはコレから! 燻製におすすめの「定番」食材10選
ライター撮影
ここでは、燻製におすすめの定番食材を紹介していきます。
1.とろーり半熟が絶品! 燻製たまご
ライター撮影
燻製の定番といえばたまごを思い浮かべる方も多いはず。燻製たまごを作るときには、半熟に茹でたたまごを、めんつゆなどに一晩漬け込んでから燻製にするのがおすすめです。
作り方のポイント
中からとろりとした黄身があふれ出す燻製たまごは、一度食べたらやみつきになるおいしさです。おつまみやラーメンのトッピングにもぴったりですよ。
2.下ごしらえ不要で簡単! 燻製チーズ
ライター撮影
チーズは下ごしらえが特に必要なく、燻製初心者でも挑戦しやすい食材のひとつです。
作り方のポイント
煙をかけることで、いつものチーズが驚くほど香ばしく、濃厚な味わいに変わります。ナッツ系のスモークチップとの相性が抜群で、ワインのおつまみにも最適です。
3.パリッとジューシー! 旨味があふれる燻製ソーセージ
ライター撮影
コンビニやスーパーで手軽に手に入るソーセージも、燻製にぴったりの食材です。下ごしらえは不要で、袋から出してそのまま燻製できます。
作り方のポイント
燻製の香りが加わることで、普段食べているソーセージがワンランク上の味わいになり、ビールとの相性も抜群です!
4.焼くより香ばしい? 新しい発見、燻製ししゃも
干物であるししゃもは、すでに水分が抜けているため、下ごしらえなしで燻製できる便利な食材です。
作り方のポイント
燻製の香ばしい香りが淡白なししゃもの旨味をぐっと引き立て、日本酒や焼酎によく合う絶品おつまみが完成します。頭から尻尾まで丸ごと味わえるのも嬉しいポイントです。
5.いつものナッツが高級おつまみに! ウイスキーと楽しむ燻製ナッツ
ライター撮影
ミックスナッツも下ごしらえ不要で燻製できる人気の食材です。アーモンドやカシューナッツ、くるみなど、お好みのナッツを燻製にしてみましょう。
作り方のポイント
ほんのりとした燻製の香りがナッツの風味と合わさり、手が止まらなくなるおいしさです。おやつやお酒のおつまみにも大活躍しますよ。
6.旨味をギュッと凝縮! 半生食感がたまらない燻製ほたて
ライター撮影
お刺身用のほたての貝柱は、少し贅沢な燻製を楽しみたいときにおすすめの食材です。
作り方のポイント
ほたての甘みと燻製の香りが口いっぱいに広がる本格的な風味で、特別な日の一品にも最適です。
7.キャンプ飯の王様! 厚切りブロックで味わう豪快燻製ベーコン
ライター撮影
市販のブロックベーコンは、すでに塩漬けや下処理がされているため、特別な下ごしらえは必要ありません。手軽ながらも、本格的な燻製が楽しめるとして人気の食材です。
作り方のポイント
スライスしてそのまま食べても、料理に使っても格別のおいしさです。キャンプの朝食やおつまみなどで振る舞えば、喜ばれること間違いなしです。
8.冷蔵庫のちくわがごちそうに! 超簡単・節約おつまみ燻製
ライター撮影
おでんや煮物でおなじみのちくわも、実は燻製と相性の良い食材。下ごしらえは一切不要という手軽さで、燻製の入門にもぴったりです。
作り方のポイント
燻製にすることで、ちくわの持つ魚の旨味が凝縮され、香ばしさが加わります。食感もプリッとして、普段とはまったく違う味わいにきっと驚かれることでしょう。
9.まるで「いぶりがっこ」! 市販のたくあんで作る絶品燻製
筆者撮影
和の食材であるたくあんの燻製は、「いぶりがっこ」のような風味を手軽に楽しめることで人気です。
作り方のポイント
クリームチーズと合わせれば、おしゃれな和風おつまみになり、日本酒やワインにもよく合います。
10.罪悪感なしの絶品おつまみ! 高タンパク・低カロリー燻製ささみ
高タンパクでヘルシーな鶏のささみは、燻製にすることでパサつきがちな食感がしっとりと仕上がります。
作り方のポイント
しっとりと柔らかく、燻製の香りが食欲をそそる一品が完成します。
サラダのトッピングやサンドイッチの具材としても大活躍してくれますよ。下ごしらえが面倒なときは、コンビニのサラダチキンを使うのもおすすめ!
燻製の世界が広がる! おすすめの「変わり種」食材8選
photographer 吉田 達史(『おぎやはぎのギアキャン#12』より)
ここからは、燻製のおいしさや楽しさをますます堪能できる、おすすめの変わり種食材を紹介していきます!
1.いつもの卵かけご飯が絶品に! 魔法の調味料「燻製醤油」
家庭で使っている醤油も燻製にするだけで、"いつもの味"からワンランクアップします。
作り方のポイント
この燻製醤油をかければ、卵かけご飯や冷奴もまるで料亭のような深い味わいに。刺身につけても絶品ですよ。
2.明太子が高級珍味に! 旨味を凝縮した燻製おつまみ
ライター撮影
ピリ辛な味わいが人気の明太子は、燻製にするとまた違った魅力が生まれます。
作り方のポイント
燻製の香りが加わることで、明太子の生臭さが和らぎ、旨味と風味が凝縮されます。お酒のお供はもちろん、パスタなどに使ってもおいしいです。
3.まさかのマヨネーズも燻製に? ディップソースの新革命!
普段からよく使うマヨネーズも、燻製にしてみると一味違った風味を楽しめます。
作り方のポイント
マヨネーズは熱をかけすぎると分離してしまう可能性があるので、温度管理には少し注意が必要です。
出来上がった燻製マヨネーズは、野菜スティックのディップや、ポテトサラダに使うと、いつもの料理にスモーキーな深みとコクが加わりますよ。
4.わずか5分で完成! 市販のポップコーンで作る、やみつき燻製スナック
ライター撮影
塩味のポップコーンを燻製すると、驚くほど風味豊かなおやつに変身。映画鑑賞のお供や、パーティーの一品としても喜ばれる一品です。
作り方のポイント
短時間でできるので、とても手軽に作れるのも嬉しいポイント。
燻製の香ばしさと塩気が絶妙にマッチし、一度食べ始めると、つい手が止まらなくなります。
5.のり塩、コンソメが狙い目! 味付きで楽しむ燻製ポテトチップス
ライター撮影
おなじみのお菓子、ポテトチップスも燻製にすると大人の味わいに変わります。
のり塩味やコンソメ味など、もともと味のついているものを選ぶのがおすすめです。
作り方のポイント
パリパリの食感はそのままに、燻製のスモーキーな香りが加わり、まるで高級な一品料理のような味わいに。
ビールやハイボールとの相性も抜群で、手軽に作れるおつまみとして重宝します。
6.キャンプの夜の決定版! アイスを乗せたい「とろける燻製バナナ」
デザート系の燻製として試してみてほしいのがバナナです。熱を加えることでバナナの甘さが引き立ち、とろりとした食感がたまらない一品となります。
作り方のポイント
そこに燻製の香りが加わることで、なんとも言えない複雑で奥深い味わいのスイーツが出来上がります。
温かいままアイスクリームを添えたり、チョコレートソースをかけたりするのもおすすめです。
7.焼き、蒸し、揚げに続く! 「燻す」という第4の餃子、現る
チルドや冷凍の餃子も、燻製にすると意外なおいしさを発見できます。
作り方のポイント
餃子のジューシーさはそのままに、皮にスモーキーな香りが加わって、いつもとは一味違う仕上がりに。
特別な下ごしらえも不要なので、バーベキューなどの際に試してみるのも面白いかもしれません。
8.夏の定番が劇的進化! ビールが止まらなくなる「燻製枝豆」
ライター撮影
夏のおつまみの定番である枝豆も、燻製にすることで新しい味わいを体感できます。
作り方のポイント
いつもの枝豆に香ばしい燻製の風味がプラスされ、ビールがさらにおいしく感じられることでしょう。
「見た目は普段と変わらないのに味が違う」というサプライズ感も楽しい一品です。
燻製に必要なアイテム
ライター撮影
燻製を始めるにあたって、いくつか揃えておきたい基本的なアイテムがあります。
本格的なものから家庭で代用できるものまでさまざまですが、まずは以下のものを準備しておきましょう。
燻製に必要なアイテム
これらが基本的なセットです。まずは身近なもので試してみて、楽しさがわかってきたら専用の道具を揃えていくのもおすすめです。
ダンボールやフライパンでもOK!燻製器なしで作る方法
ライター撮影
専用の燻製器がなくても、ダンボールやフライパンを使い、手軽に燻製を楽しむことができます。
ダンボールでの燻製方法
ライター撮影
比較的低温でじっくり燻す温燻専用のやり方です。
準備するものは以下のとおりですが、市販の「ダンボール燻製器」を使えば、必要なものが一通り揃います。
準備するもの
方法
後片付けも簡単でアウトドアにおすすめですが、火を扱う上にダンボールは燃えやすいため、必ず屋外の安全な場所で行ってください。
▼ダンボールで燻製する方法についてはこちらの記事でも紹介しています!
https://happycamper.jp/_ct/17359241/
フライパンでの燻製方法
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ご家庭のキッチンで、短時間でできる熱燻にぴったりの方法です。ご家庭にあるもの+100均でも揃えられるもので楽しめるので、非常に手軽ですよ。
準備するもの
方法
煙が多く出るため、調理中は必ず換気扇を最大で回し、窓も開けるようにしましょう。
▼チップなしでも燻製をする方法もチェック!
https://happycamper.jp/_ct/17363446/
本格的に楽しみたい方におすすめの燻製器
ライター撮影
手軽な方法での燻製に慣れてきたら、燻製専用の器具である「燻製器」にステップアップしてみましょう。
燻製器を使うことで温度管理が楽になり、作れる料理の幅もぐっと広がります。自分に合う一台を見つけるための選び方のポイントや、おすすめ製品を紹介します。
燻製器選びの3つのポイント
燻製器選びでは「タイプ」「使う場所」「熱源」の3つがポイントとなります。
まず、タイプは大きく分けると「鍋型」「箱型」「電気式」の3つがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。
燻製器のタイプ
キッチンなどの屋内で燻製器を使う場合は、煙の少ない「鍋型」や「電気式」を選ぶといいでしょう。
一方で、庭やキャンプなどの屋外で、煙を気にせずに燻製器を使えるシーンでは、本格的な燻製ができる「箱型」が活躍します。
さらに、ご家庭のガスコンロやIH、カセットコンロ、炭火など、使いたい場所の熱源に対応しているかを確認しましょう。
例えば、キッチンのIHで使いたいならIH対応の鍋型、キャンプで使うならカセットコンロや炭火対応の箱型、といった視点で選ぶと失敗がありません。
▼燻製器の選び方についてはこちらの記事でも紹介しています!
https://happycamper.jp/20011634/
▼燻製器を自作したい方はこちらの記事もチェック!
https://happycamper.jp/_ct/17405859/
おすすめ燻製器【1】ドウシシャ クッカーブラック直径12cm
少量から試したい方に最適な、直径12cmのコンパクトな鍋型燻製器です。
キッチンでも場所を取らず、カセットコンロで手軽に熱燻を楽しめます。
網と受け皿も付属し、購入後すぐに始められる手頃な価格も魅力です。
スペック
おすすめ燻製器【2】SOTO(ソト)「燻家(スモークハウス)」
ライター撮影
アウトドアブランドSOTOのダンボール製燻製器キットです。
網やフックも付属するうえに、繰り返し使えるので、これ一つですぐに燻製を始められます。
組み立て式でコンパクトに収納でき、キャンプでの使用に最適。安定感もあり、初心者でも安心して使えるモデルです。
スペック
おすすめ燻製器【3】サーモス「保温燻製器 イージースモーカー」
魔法びん技術を応用した画期的な燻製器です。
短時間火にかけて煙を充満させ、あとは保温容器に入れて余熱で燻します。そのため、煙が少なくキッチンで使いやすい上に、食材が硬くなりにくく、しっとり仕上がるのが魅力です。
安全性とおいしさを両立したい方にぴったりの燻製器と言えるでしょう。
スペック
おすすめ燻製器【4】キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)「アドバンス 折りたたみスモーカー」
キャプテンスタッグの本格的な箱型スモーカーです。耐久性のある鋼板製ながら、折りたたんでコンパクトに収納できます。
吊るし燻製用のフックも付属するほか、温燻・熱燻に対応。
一度に多くの食材を燻製できるため、ファミリーキャンプなどで活躍します。
スペック
自分だけの燻製ライフを始めよう
ライター撮影
燻製は、ポイントを押さえれば誰でも楽しめる魅力的な調理法です。
「味付け」「乾燥」「燻製」の3ステップを守れば、失敗も少なくなります。
まずは下ごしらえ不要のチーズやソーセージなどから挑戦し、慣れてきたら醤油などの変わり種で新しい味を発見するのもおすすめです。
ダンボールやフライパンを使った手軽な方法から本格的な燻製器まで、楽しみ方はさまざま。この記事を参考に、ご自身のスタイルで燻製の世界に足を踏み入れてみてくださいね。