「俺の小遣いは1万円」転校生がバレバレの嘘をついたわけ

俺の小遣いは1万円!

昭和の懐かしい小学生時代、1日があっという間で、いつも何かに夢中だったあの頃。そんな昭和後期から平成初期を舞台にしたエピソードが、多くの人々から「懐かしい」「心が温まる」と共感を呼んでいます。

ちょっとおバカで憎めないヤンチャな少年「いくる」と、しっかり者の姉「しなの」。姉弟を中心に繰り広げられる、仲間たちと家族の物語が、何気ない日々の中に笑いが絶えなかった「あの頃」を鮮やかに思い出させてくれます。

※本記事は仲曽良ハミ著の書籍『しなのんちのいくる』から一部抜粋・編集しました。

◆転校生が来た日

せっかくだからあだ名つけてやるよ

父さん!なんでいるの

アイスでも食え

小遣い1万てアホか!

アホみてーな嘘つきやがって

ずっと前から仲良しみたいなそんな気分になったんだっけ…

著=仲曽良ハミ/『しなのんちのいくる』