「割り勘か奢りか」はもう古い?婚活に疲れたアラサー女性が、合理主義の彼と出会って知った“本当の自分”とは【作者に聞く】

婚活中のアイコと既婚者のきよちゃんの「結婚」に対する考え方の違いもおもしろい

婚活中にマッチングアプリで年下の理系男子・こうきと出会ったアラサー女性のアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤め。だが、初デートの食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた。おごられて当然と考えるアイコと、合理主義のこうき。最初は相容れないと思っていた2人が、お互いの価値観を理解し、惹かれあっていくラブコメディの制作秘話を、作者のコニシナツコ(@natsukoni81)さんに聞いた。

「対等じゃなくないですか?」作者が語る“価値観の衝突”

結婚したいアイコに「なんで結婚したいの?」と尋ねるきよちゃん

「私だけ自分がない?」不安になるアイコだったが…

コニシさんが特に気に入っているというシーン

コニシさんが特に気に入っているシーンは、アイコが「女の子はお金出してもらえると大事にされてるなーって感じるんですよ!」と言うと、こうきが「それ対等じゃなくないですか?」と返す場面だ。このやり取りをきっかけに、アイコは男性と対等ではないと思っていた自分の潜在意識に気づき始めるという。

社会的な問題や話題を盛り込もうという意識は、当初はほとんどなかったそうだ。「私自身の経験や悩みを作品作りのきっかけにすることが多いのですが、その結果、社会的な問題にも通じる内容になっているのかなと思います」と、創作の動機を明かした。

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