「お金持ちの趣味だと思っていた」“乗馬”にドハマり!元・三日坊主女子に理由を聞いてみた【作者に聞く】

何をやっても長続きせず、だらだらしているうちに休日が終わる……。そんな私の灰色の毎日を変えたのは、「乗馬」でした!

SNSで馬の漫画やイラストを発信している小村ことみ(@komurakot)さんが、書籍『馬に乗らずにいられない!続かない私、乗馬が趣味になりました』を発売する。

本作は、もともと無趣味だったという小村さんが、動物と心を通わせながら行うスポーツである「乗馬」に魅了されていく様子を描いた実録コミックエッセイ。乗馬へのよくある疑問を解決してくれるコラムも充実しており、「馬の特徴をとらえたイラストに癒やされる」とSNSを中心に人気を博している。

ウォーカープラスでは書籍の一部を抜粋・編集し、著者コメントと合わせてお届けする。

今回は、乗馬に興味を持ったきっかけについて。

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なかなか趣味が長続きしなかった過去

これまで、ランニング、テニス、キックボクシング、ボルダリング、筋トレ、カメラ、羊毛フェルト、ギター…などいろいろな趣味をやってみたという小村さん。「友人の趣味などにも影響されやすく、興味を持ったものはなんでも手を出していました。しかし、どれもなかなか長続きしませんでした…」

漫画を読んだりゲームをしたり、アイドルを応援したり…ということも好きだが、楽しさを受け取るだけではなく「自分にはこれができるぞ!」という趣味がほしいとずっと思っていたそう。

教室などに通う習い事系の趣味は、初回は楽しめても「これから毎週通うのか…」という義務感により気が重くなってやめてしまうことが多かったという。「かといって、ひとりでコツコツ打ち込む系はモチベーションが続かずにいました。どうしようもなさすぎる…(笑)」

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乗馬を始める前は、乗馬はお金持ちの趣味で、自分とは無縁のものというイメージだったという。おもしろそうだとは思っていたが、自分が乗るとしたら観光牧場などで一回きりの乗馬体験だろうなと考えていたそうだ。

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「乗馬」と「馬術」の違いとは

作中では、馬に関わる競技として「馬術」も紹介されている。

「乗馬」は、馬に乗ること全般を指す言葉。乗馬クラブでのレッスンだけではなく、森や山で馬に乗る外乗(がいじょう)なども含む。「私のイメージとしては、人も馬も気軽に楽しめるもの」と小村さん。

「馬術」は、乗り手の指示を馬に伝え、正確な動きをしてもらう技術を指す言葉。その技術の高さを競うのが、作中でも紹介されている「馬術競技」だ。

なお、必ずしも乗馬を始めたら馬術競技をやらなければならない、というわけではない。「馬にゆったり揺られて歩きたい」「いつか将軍のように浜辺を走りたい」「オリンピックで観たような障害飛越に挑戦したい」…など目的や目標は人それぞれ。「自分が一番楽しめる乗り方、馬との関わり方を探すのが大切」と小村さんは伝える。

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乗馬にしかないおもしろさを伝えたい

小村さん自身、乗馬という趣味にはハードルが高いイメージがあり、ましてや続けることなんて…と思っていたそう。しかし、気づけば毎週のように馬に会いに行き、漫画を描くようにまでなっていた。

「この作品を通して、馬ってこんな行動するんだ!? というような驚きや癒やし、乗馬のおもしろさ、馬と触れ合う楽しさなどをたくさん伝えられれば」と語る小村さん。「乗馬に挑戦したいと思ってもらえたらうれしいです!」とメッセージを送ってくれた。

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『馬に乗らずにいられない! 続かない私、乗馬が趣味になりました』

取材・文=川合莉穂

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