小芝風花“滝野”と清水尋也“鹿山”は、糖尿病の夫とそれを支える妻の問題に医師として寄り添っていく<19番目のカルテ>
8月10日(日)放送の日曜劇場「19番目のカルテ」第4話では、松本潤“徳重”が清水尋也“鹿山”に患者と向き合うことを教えていく
松本潤が主演を務める日曜劇場「19番目のカルテ」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第4話が、8月10日(日)に放送される。
“人を診る”総合診療医の奮闘を描く医療ドラマ
本作は、「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」などの作画を手掛ける富士屋カツヒトの連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作とする医療ドラマ。脚本は「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が手掛ける。
物語の主軸となるのは、臓器や患者の性別、年齢にかかわらず、患者の訴えを一つ一つ丁寧にすくい取り、その人の暮らしや家庭環境、心の状態までも含めてその名の通り“総合的に”診察を行う19番目の新領域「総合診療科」。
病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる魚虎総合病院の総合診療医・徳重晃(松本潤)と医師たちの活躍を描く、新しいヒューマン医療エンターテインメントだ。
個性豊かな医師や病院関係者を演じる多彩なキャスト陣
松本演じる徳重を取り巻く医師や病院関係者には、豪華なキャスト陣が集結。人一倍正義感が強い整形外科の新米医師・滝野みずき役を小芝風花、冷静沈着なエリート外科医・東郷康二郎役を新田真剣佑、滝野の同期である新米内科医・鹿山慶太役を清水尋也が演じる。
さらに、黙々と自分の仕事をこなす麻酔科医・大須哲雄役に岡崎体育、総合診療科に配属されたベテラン看護師・豊橋安希子役に池谷のぶえ、物腰が柔らかく控えめな性格の耳鼻咽喉科医・平手秀役に本多力、3年目の若手看護師・瀬戸舞子役に松井遥南が決定。
そして、抜きんでた腕を持つ心臓血管外科医・茶屋坂心役をファーストサマーウイカ、常に冷静で厳格な整形外科部長・成海辰也役を津田寛治、康二郎の父親である外科部長・東郷陸郎役を池田成志、総合診療科を新設した張本人でもある魚虎総合病院の院長・北野栄吉役を生瀬勝久、科長も務めるベテラン小児科医・有松しおり役を木村佳乃、徳重の恩師・赤池登役を田中泯が務める。
徳重(松本潤)は若い2人に夫婦の治療を担当させる
日曜劇場「19番目のカルテ」第4話あらすじ
第4話では――
健康診断で糖尿病が発覚した安城耕太(浜野謙太)は、妻・早智(倉科カナ)に付き添われて内科に通院中。食事管理を徹底し、毎回病院にも付き添うなど、夫を献身的にサポートしてきた早智だったが、半年が経っても耕太の検査結果は一向に良くなる兆しを見せない。
しかも、当の本人である耕太はどこか他人事のようで、治療に対して消極的な様子。イライラを募らせる早智は、ついに「主治医の鹿山(清水尋也)の指導が悪い」と魚虎総合病院にクレームを入れる。
一方、面倒ごとが大嫌いな鹿山は、「こんなことで自分の評価を下げられたらたまらない」と、安城夫婦の診察を総合診療科に丸投げすることを画策。すると、依頼を受けた徳重(松本潤)は、鹿山が予想だにしなかったことを提案する。
それは「夫の耕太を鹿山が診て、妻の早智を滝野(小芝風花)が診る」というもの。だが、滝野はどこか総合診療医を見下している鹿山と反りが合わず、度々言い争いになってしまう。一方、安城夫婦の間も溝が深まるばかりで…。
――という物語が描かれる。
総合診療科のやり方を煩わしく思う鹿山(清水尋也)は滝野(小芝風花)と言い争いに
予告映像にも注目
番組HPやSNS等で見ることのできるドラマの予告映像は、妻・早智が作ってくれた弁当を手に複雑な表情を浮かべる耕太の様子からスタート。「何がいけなかったんですか?」「あんたの病気でしょ?」と診察室でまくしたて、耕太にバッグを投げつけるなどイライラを募らせる早智の一方、耕太はただ困ったような表情を浮かべるばかり。
「本人のやる気が見えず、血糖値はずっと横ばい」と状況を報告した鹿山に対し、徳重は「耕太さんは鹿山先生が診る。早智さんは滝野先生が診る」と指示する。だが、滝野から「もうちょっと寄り添おうよ」と諭された鹿山は、徳重に「患者さんに寄り添うとかできないです」とあっけらかんと打ち明ける始末。滝野と鹿山の協力体制もなかなか上手くいかないようだ。
その後、「私には何にも言ってくれない…!」と自宅で耕太に涙ながらに詰め寄る早智の姿が。すると耕太も「僕たち夫婦は、離れた方がいい」と口にしてしまう。病気により夫婦仲が悪化する最悪の状況に加え、鹿山が手術室で倒れる様子も描かれるなど、問題は山積していく。
そんな中で徳重は、「見えないものを、一歩引いて可視化する」と滝野にアドバイスを送る。「患者さんそれぞれの人生には、物語があるから」と力強く語った滝野の言葉に乗せて、滝野は早智に、鹿山は耕太に寄り添っていく。そして動画は、徳重の「疾患と病い、その両方から、人は苦しむ」という言葉で幕を閉じる。
生活習慣病の治療は本人の努力に依るところが大きいが、耕太のためにどれだけ頑張っても病状はよくうならず、焦りからイライラしてしまう早智の気持ちに共感してしまう人も多いのでは。そんな夫婦の担当を任された滝野と鹿山は、どのように協力しながら夫婦と向き合っていくのか。今回は若手2人の成長が見どころのエピソードとなりそうだ。
何も話してくれない耕太(浜野謙太)に怒りをぶつける早智(倉科カナ)
「19番目のカルテ」第4話より
「19番目のカルテ」第4話より
「19番目のカルテ」第4話より
「19番目のカルテ」第4話より
「19番目のカルテ」第4話より