“ニンゲン”はか弱い生き物…人間を保護したい魔人の物語に「ドキドキしながら読みました」【漫画】
『新!ニンゲンの飼い方』が話題
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、pixivで連載されている、ぴえ太さんが描く『新!ニンゲンの飼い方』をピックアップ。
ぴえ太さんが7月15日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、5,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ぴえ太さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
魔獣・魔人の世界に迷い込んだ一人の武士

『新!ニンゲンの飼い方』プロローグ(2/5)
魔獣や魔人が住む世界が舞台の本作。この世界には、数年に一度の割合で“ニンゲン”が転生されたように現れる。
又太郎という名の武士の姿をした小さな“ニンゲン”を保護しようとする魔人のフフ。しかし又太郎にはフフが恐ろしい化け物に見え、網を刀で切り逃げ出したり、フフの手を切りつけたりする。
その後、フフは町のお店のおばちゃんから“ニンゲン”は二足歩行の小さい生き物で、とてもか弱く、すぐに野生の生き物に食べられてしまうと聞く。その間にも、又太郎はさまざまな野生の生き物に襲われ、命の危機に何度も遭う。一匹の野生の魔獣に助けられた又太郎は、その魔獣を“矢切(やぎり)”と名付け、一緒に行動する。
一方フフは、又太郎を保護するため森林公園に保護用の罠を置くことに。又太郎は一度は罠にかかるものの、枯れ葉に隠れフフには気づかれなかった。その後、川の中に生息する野生の生き物に襲われた際、再びフフに遭遇する又太郎。野生の生き物から助けてくれたフフを見て、敵意を感じないことに気づく武士だったが…?
作品を読んだ読者からは、「ハラハラしましたが、ほっこりできて大好き」「シリーズ大好きです!」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・ぴえ太さん「『新!ニンゲンの飼い方』は外の世界を重点的に描きました」

『新!ニンゲンの飼い方』第3話(6/8)
――2025年7月に本作が収録されたコミックス『新!ニンゲンの飼い方』が発売されましたが、コミックスの見どころや注目してほしいポイントなどをお教えください。
今までのニンゲンの飼い方はトゥイミナ達がいる家の中でのお話が多かったのですが、今回の『新!ニンゲンの飼い方』は外の世界を重点的に描きました。
それに伴い、アクションシーンや外の世界の怖さをたくさん漫画の中に描きましたので、いつもと違った『ニンゲンの飼い方』に注目して楽しんでいただけたら嬉しいです。
――『ニンゲンの飼い方』のシリーズ全体を通して、伝えたいメッセージがあればお教えください。
生き物を飼う大変さや楽しさ、ペットから見た自分ってどんな風に見えるのか考えたりするきっかけになれたら良いなと思っています。
――今回X(旧Twitter)に投稿された『新!ニンゲンの飼い方』のプロローグから第8話までの中で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
第3話『美味しい実』で又太郎がフキル花の実を食べて『俺から輝きが止まらぬ』と言うセリフです。
まさに文字通りの事が起きているのと又太郎の焦りが表現できたかなと思うのでお気に入りです。
――漫画を描く際にぴえ太さんが大切にしていることや意識していることはありますか?
誰が何をどこでしているのか、セリフの量と位置をできるだけ見やすくわかりやすくなるように意識しています。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。最後に、今回の反響について感想をお聞かせください。
『新!ニンゲンの飼い方』はいつもと物語の雰囲気が違うのでどう受け取られるのか不安でしたが、いいねやコメントをたくさん下さり大変ありがたいですし嬉しかったです。