血は苦手ですが
外科医役を頑張っています（笑）

──出演中のドラマ『19番目のカルテ』について、あらためて新田さんの役どころを教えていただけますでしょうか。

僕が演じる東郷康二郎は、優秀だけどデータと効率を重視しすぎる外科医。だから無表情で口数も少ないんです。一方、主演の松本潤さん演じる総合診療医・徳重晃は、患者と心で会話して、納得してもらいながら診断をするタイプ。真逆なので東郷は最初は徳重とぶつかるんですけど、それがだんだん変わっていくのかな……？

──東郷と自分は似ていると思いますか？

行動が早いところは似ていますね。僕も、何でもパッと判断してすぐに対処するので。あと、東郷の父親は病院の外科部長で、厳格な人。そういう父親がいるところも似ているかな（笑）。違うのは、僕は口数が少ないほうではないので。というか、変わったかも。20代前半は全然喋らなかったんですけど

──ちなみに血は平気ですか？

そこも東郷と全く違います！　僕は血が超苦手。鼻血ぐらいなら大丈夫だけど、メスで切開なんて絶対無理です。だから正直オファーをいただいたときは、よりによって外科医かい！と思いましたね（笑）

──主演の松本潤さんに対する印象も教えてください。

最初に共演したのが、松本さん演じる徳重が病室に入ってくるシーンで。そのとき『松潤が入ってきた！』と感動を覚えました。松本さんは何もしていなくても座長オーラが出ていて、面倒見がいいんです。よく笑うし、よく話しかけてくれる。こないだも僕がじぃーっと松本さんを見ていたら、『何？』って絡まれました（笑）。これからもっと仲良くなります♡

──新田さんといえば、今やハリウッドをはじめ海外で大活躍中。ViViは夢を追いかけている読者が多いのですが、夢を叶える秘訣って何なのでしょう？

当たり前ですけど手を抜かないことだと思います。ちりも積もれば山となる。10代は何でも挑戦できる時期だし、そのトライを10年積み重ねていけば、大抵の夢は達成できる！　僕も夢を叶えた今思うのは、簡単な道は間違っているということ。自分をイジメればイジメるほど、いい未来が待っていると思います！

──では最後に、ViViはファッション誌ですので、新田さんがこの夏に向けて買ったお気に入りアイテムについても教えてください！

サンダルです。仕事柄着替えることが多いので、脱ぎ履きしやすいようにと買ったんです。色は明るめのブラウンと黒。ずっとモノトーンばかり選んでいたんですけど、最近は明るいものを好むようになってきて。口数同様、そこも大きく変わったところです。……というか、単に飽きただけかも！（笑）

INFORMATION.

日曜劇場『19番目のカルテ』

原作は富士屋カツヒトの漫画『19番目のカルテ徳重晃の問診』。魚虎総合病院に新たに設けられることになった総合診療科。そこにやってきた徳重晃（松本潤）は、病気だけでなく心や生活背景も見ることで、患者にとっての“最善”を見つけ出そうとする。徳重の存在は、彼を取り巻く医師たちにどんな影響を与えていくのか……。共演は小芝風花、新田真剣佑など。７／13よりTBS系日曜劇場にて放送中。

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PROFILE

新田真剣佑

1996年11月16日生まれ。アメリカ合衆国出身。日本での俳優活動を経て、2020年より活躍の場を海外に移す。代表作に日本映画『ちはやふる』シリーズ、ハリウッド映画『聖闘士星矢 The Beginning』、Netflixドラマ『ONE PIECE』など。