絶対に喜ばれる秩父土産【家そば放浪記】第279束:道の駅 果樹公園あしがくぼで買った、せきた食品(館林うどん)『特撰 せきたの荒挽 地そば』1330円(1人前444円)

道の駅「果樹公園あしがくぼ」の物販コーナーを見ていたら、ひときわ豪華な包みの干し蕎麦が売られていた。ゴージャスに包装されている箱の蕎麦で、なんと価格は1330円! 

価格的にも、ちょっと豪華なお土産にピッタリであるが、あくまで自分で食べる用に購入した。

「無添加 地粉100% 乾麺」とのラベルが貼ってある包装紙を剥がしてみると……

3パックのお蕎麦が入っていた。1包装の内容量は150g。1人前にしては多すぎるが、2人前にしては少なすぎる。なんとも判断しにくい量であるが、「特盛り1人前」としてみると、1人前は444円ということになる。

また、販売者は埼玉県秩父市の「せきた食品」であるが、製造者は群馬県の「館林うどん」。むむっ? この名前、見覚えがあるぞ……と過去を遡ってみると、なんと『裏殿堂』にランクインしている『茂林寺そば』のメーカーではないか!

ちなみに、その時の評価はシンプルに「超うまい!」。これは期待せざるを得ない! それではさっそく──

調理開始!!

デカい鍋に湯を沸かし……

3〜4分ゆでて、冷水(氷水)で冷やしたら──

ハイ完成。

して、そのお味は──

超うまい!(笑) 文句なしでうまい。

原材料を見ると小麦粉の方が多いので五割以下の蕎麦ではあるが、しっかり感じる蕎麦の味。

なによりザラザラした食感と、麺の中に入っている黒いツブツブがお蕎麦屋さん感を増幅させている。

製麺所は埼玉県ではなく群馬県だが、秩父感アリアリで、秩父のどこかでこの蕎麦が出てきてもなんら違和感がない。

家か外なら完全に外! これまた第276回『武蔵屋 秩父そば』と同じく、舞茸天ぷらが欲しいところ。

舞茸天でなくても、スーパーで買ってきた天ぷらを温め直して、「冷」の蕎麦と共にいただいたら、かなり満足のいく天せいろ(天もり)が楽しめるのではないだろうか。

こんなゴージャスなお蕎麦、お土産でもらったら喜ばれるだろうなぁ……。秩父土産の候補にどうぞ。

製造所「館林うどん」、レベル高い。いや、道の駅 果樹公園あしがくぼの選考レベルが高いのかも?

執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥

Photo:RocketNews24

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