チャーシュー+唐揚げ+ごはんで1.8kg超え!二代目蝦夷(埼玉県川越市)「からあげチャーシュー丼」で夏のエナジーチャージ!

チャーシュー+唐揚げ+ごはんで1.8kg超え!二代目蝦夷(埼玉県川越市)「からあげチャーシュー丼」で夏のエナジーチャージ!

<“デカ盛り”発見伝!>

美味しいものをお腹いっぱい、思いっきり食べたい…。実際に食べられるかどうかは置いておくとして、漠然とそんな気持ちが常にどこかにあるのが世の男たちではないでしょうか。そして、そんなロマンを叶えてくれる、“デカ盛り”と呼ばれるメニュー。我々&GPが見つけてきた、ワンパク“デカ盛り”メニューをぜひご賞味あれ!

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埼玉県川越市、県道39号沿いにあるデカ盛りの超人気店といえば、二代目蝦夷。鶴ヶ島駅から徒歩約20分。東洋大学川越キャンパスの近くにあり、腹ペコの学生さんたちがお腹いっぱい食べられると評判の店です。

テレビや雑誌のデカ盛り特集などでもよく登場するこちら。お店最大級メニューのひとつが、ロシアン佐藤さん命名の「男気唐揚げ山脈定食」。大皿に、ものすっごい量の唐揚げが積み上がった、まさに「山脈」のような定食です。

そんな二代目蝦夷に、1年前に誕生したデカ盛りメニューがあると最近になって聞き、それなら食べに行かなくては! と久々に店へ。ワクワクが止まりません。

▲メニュー。デカ飯シリーズ5種類。“丁度いいサイズ”で約1.5kgって!

席につき、まずはメニューをチェックすると、めくって最初の方にあった! 「二代目蝦夷が誇る無敵のデカ飯」と書かれた5種類の丼。どれも見るからにデカそうだけれど、メニューには「丁度良いサイズの…総重量約1.5kgくらい」と書かれています。

丁度いいサイズが約1.5kgって、どういうこと!? しかしこの店は、どか盛り8kgの「唐揚げ焼肉丼」が定番メニューの店。1.5kgでもライトなデカ盛りになるということですね。

▲店内。カウンターとテーブル席、奥に小上がりの座敷席がある

で、5種類ある無敵のデカ飯、どれにするか。二代目蝦夷さんに来たなら、やっぱり唐揚げは外せないから、「からあげマーボー丼」「からあげやき肉丼」「からあげチャーシュー丼」のいずれか。

でもメニューの写真を改めて見ると、直径が一番でかいのって、おそらく「からあげチャーシュー丼」? どう見ても丼からチャーシューがはみ出している。ということで「からあげチャーシュー丼」に決定! 注文して出てくるのを待つことにします。

■直径約30cm! チャーシューが大輪の花状態!

▲「からあげチャーシュー丼」2130円。スープ付き。からあげがデカい。なんかもぉ“塊”感がすごい!

目の前に出てきたのは、なんかすっごくデカい! さすが二代目蝦夷! と言える大きな一皿。早速計測です。

大輪の花びらのようなチャーシューは直径約30cm、高さ約17cm、重さは1814g(器の重さを除く)。公式約1.5kgだけれど、量ったら1.8kg超え!

▲チャーシューを1枚1枚、丁寧に並べていく。その数18〜20枚!

「赤身多めと脂身多め、2種類のチャーシューを盛り付けていますね。赤身のチャーシューはホロホロとほぐれていく柔らかさ、脂身のチャーシューはトロトロと口の中で溶けていくのを楽しんでほしいです」と話すのは店主の岡安さん。

▲重さ1814g。中央にあるのは鶏卵のゆで卵。うずらじゃないから

確かによ〜く見ると、スライスしたチャーシューの形や脂身のあるなしで違いがわかる。手前に見えるちょっと長めのが脂身多めのチャーシューで、からあげ近くにある四角に近い形が赤身のチャーシュー。なるほど〜。

「チャーシューはもちろん自家製。2日間かけて作っているんですよ。ちなみに唐揚げにかけるタレの仕込みには1週間以上かかっています。甘しょっぱいタレが味付けになっているんですよ」

店主曰く「ラーメン店の中で日本一唐揚げを提供している店」だけあって、下ごしらえや味付け、揚げ方などこだわりは色々。もちろん、唐揚げのデカさも、ですね。

▲直径約30cm。ほぼ洗面器サイズと言っていい!? もちろんゴハンは見えない

そもそも、これまでにもデカ盛りメニューが色々あるのに、なぜ新メニューを?

「元々、お客様の笑顔を見たくて提供しているデカ盛りですが、デフォルトで1.5〜1.7kgぐらいが完食できるボリュームかなと。プラス唐揚げと焼肉とか、チャーシューと唐揚げなど、合い盛りがみなさん大好きなので、そこから考えたメニューになりますね」

確かに。普通の人の胃袋なら、頑張って1kgちょい。運動部などの大学生や成長期の高校生でも2kgが限界だろうなぁ。1.5〜1.7kgってボリューム、絶妙だと思う。

▲からあげ、割り箸で持つとハシがしなる! 一つひとつがでかくって食べ応え十分

「一番は美味しく楽しく食べていただくことですね。思うように食べてください。そして大事なのは無理をしないこと。食べきれない場合、持ち帰りにすればいいので、無理をしないでください」

ちなみに持ち帰り用のケースは1個20円。食べ切れる自信はないが、デカ盛りを頼んでみたいという場合、最初からタッパー持参で来るのがおすすめ。ただ、シェアOKなので、複数人で来て、一人はデカ盛りで、他の人は一般的な量のメニューにするのもいいかもしれません。もちろんですが二代目蝦夷、一般的な1人前の量のラーメンなどもあります。

そしてまさかのっ!「やきにくマーボー丼」まで登場!

▲「やきにくマーボー丼」1730円。麻婆が溢れんばかり、限界ギリギリまで入ってる!

「よかったらこれも食べてくださいね〜」と店主が出してくれたのが「やきにくマーボー丼」。これも現物を見てみると、さすがにデカい!

▲一体何人前!?

こっちも計測すると重さは1770g(器の重さは除く)。公式1.5kgって、もぉ修正したほうがいいと思う。大盤振る舞いです。

▲わかっている。絶対に食べきれない。でも己の限界まで食べ尽くしたい!

チャーシューが器からはみだす「からあげチャーシュー丼」に、麻婆豆腐が限界ギリギリまでたっぷんたっぷんに盛られている「やきにくマーボー丼」。ふたつ並べると、どっちも迫力満点です。

そして「やきにくマーボー丼」の方が、麻婆の香りが立っているので嗅覚を刺激して、一気にお腹が減ってくる。さっきまでチャーシューと唐揚げにうっとりしていたのに、いきなり麻婆に誘惑されてしまう。恐るべし「やきにくマーボー丼」。

並べると両方とも普通サイズに見えるかもしれないけれど、「からあげチャーシュー丼」の直径約30cmだから! 目の錯覚だから! 合わせて3584gだから! 店の近くで活動している、体育会系大学生をいきなりスカウトしたくなる気持ちになります。

ちなみに麻婆豆腐は、辛味や痺れはほどほど。家庭的な、お袋が作る麻婆豆腐、的な味わい。どこかフルーティで、後から辛さがじわっとくる美味しさ。とろっとしている分食べやすく、スイスイと口に運んでしまいます。

唐揚げがごっつくてワイルドで、チャーシューがしっとりトロトロの「からあげチャーシュー丼」と、麻婆のあんで、ほぼ噛まずにいけちゃう「やきにくマーボー丼」。どちらも魅力的で美味しくて、どハマりする味わいです。

▲麻婆にまみれた焼肉って素敵。もちろん麻婆にまみれた白ごはんも!

ということで、贅沢にもふたつを食べ、もちろん食べきれなかった分は持ち帰りにして、お腹の限界ギリギリまで満喫しました。もし許されるなら、座敷席で軽く昼寝してから帰っていい? と聞きたくなるほど満腹です。

「うちは、デカ盛りの印象が強いけれど、一般的な1人前の量のメニューもあるので、どなたでも気軽に来てほしいですね。ちびっこからお年寄りまで、老若男女問わずぜひ食べに来てください」と岡安さん。

週末は行列ができることも多いけれど、平日14時ごろなら割とすんなり入れるとのこと。デカ盛りレジェンドの店は、これからも新メニューができるたびに食べに来たいと思います!

二代目蝦夷

住:埼玉県川越市小堤15-152

TEL:049-234-2166

営:11:30~15:00(LO) 、18:00~22:00(21:45LO)※15:00~18:00はテイクアウト、デリバリー対応

休:月曜

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<取材・文/いしざわりかこ 写真/小嶋 裕>