頼りない目つきをしていた秋田犬の保護犬 8才になった現在、同居犬と寄り添ってくつろぐ姿にほっこり
写真の犬は、Instagramユーザー@hanamizuki_chiさんの愛犬、秋田犬のとらくん(取材当時8才)と紫遥(しのぶ)ちゃん(取材当時2才)です。
頼りない目つきをしていた秋田犬の保護犬 8才になった現在、同居犬と寄り添ってくつろぐ姿にほっこり
引用元:@hanamizuki_chi
飼い主さんによると、ふだんから室内で自由に過ごすことが多いという2頭。紫遥ちゃんはよくとらくんにくっついていくそうですが、この日はいつもよりも寄り添い、シンクロしている姿がかわいかったので、写真を撮ったのだとか。
飼い主さん:
「紫遥のほうからじゃれついていくので、とらが『仕方がないな~』という顔をしながら、めんどうくさそうに許容している姿を目撃します。でも、『なんだかんだで、仲がいいな~』と思いました」
保護犬だったとらくんとの出会い
引用元:@hanamizuki_chi
そんな飼い主さん宅に先にやって来たのはとらくん。元保護犬だというとらくんの迎え入れの経緯をお聞きしました。
飼い主さん:
「とらの前にアラスカン・マラミュートを続けて2頭飼っていました。そのときに里親募集サイトを見つけ、掲載数の多さに衝撃を受けたことを覚えています。そして、それ以降はときどき閲覧するようになっていました。
2頭目の犬を看取った2年半後くらいに、とらの里親募集の記事を見つけました。“秋田犬は上級者向けで難しい”と思っていたのでお迎えする予定はなかったのですが、ずっと気になっていたんです」
引用元:@hanamizuki_chi
それから、一度会ってみようと考えるようになり、実際に会いに行ったという飼い主さん。
飼い主さん:
「当時のとらは今よりも痩せていて、前にいた犬の半分くらいの体重だったので、第一印象は小さいと思いました。推定3才くらいでしたが、パピーがそのまま大きくなったような印象でしたね。
そこから1カ月悩んだのですが、よくよく考えるとアラスカン・マラミュートのオスを2頭の飼育した経験があるので、大丈夫なのではないかという気持ちに。そして、施設の方に連絡を取ってお迎えに行きました」
お迎えした当初は「目つきが頼りない」印象だった
引用元:@hanamizuki_chi
お迎え当初のとらくんの様子についてお聞きすると、飼い主さんはこう振り返ってくれました。
飼い主さん:
「目つきが頼りない感じで、散歩をしている最中はひっきりなしに振り返り、私の顔を見ていました。オスワリを教えても、覚えている感じがするのに意地でもしないし……。なついてきているけれども、まだ飼い主と認めてもらえていない気がしていました。
ただ、焦らずにゆっくりと信頼関係を築いていくように心がけていたので、無理にかまわないようにして、環境に慣れるまではいい距離間を保ちながら、好きにさせて見守りました。その頃は好きな場所でゴロンと寝転がったり、ダンボールを噛ませて遊ばせたり。おもちゃでもよく遊んでいましたね」
お迎えから2カ月が経った頃に変化が……
引用元:@hanamizuki_chi
とらくんが家に慣れたと感じられたのは、お迎えから2カ月ほど経った頃だといいます。
飼い主さん:
「うちに来て2カ月くらい経った頃から、ようやくオスワリをするようになりました。そこで、やっと飼い主と認めてくれたと思いました。
体重も10kgくらい増え、顔つきもしっかりしてきました。散歩中も私の顔ばかり見ていたのが、しっかり前を向いて歩くようになってきたのです」
紫遥ちゃんがやって来た
引用元:@hanamizuki_chi
そんなとらくんのもとに、紫遥ちゃんが仲間入りしたのは今から約4カ月前のこと。紫遥ちゃんはとらくんのことが大好きになったのだとか。
最後に、愛犬たちへの想いを、飼い主さんに伺いました。
飼い主さん:
「家族であり、癒やしです。もう“いて当たり前の存在”になっています」
とらくんと紫遥ちゃんは、飼い主さんのもとで幸せに暮らしているようです。
写真提供・取材協力/@hanamizuki_chiさん/Instagram
取材・文/小崎華
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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