看板犬もお待ちかね♪ 近江八幡のサイフォンコーヒー専門店「仁之助コーヒー」
近江商人の発祥地のひとつ近江八幡は、和舟が浮かぶ八幡堀や商人屋敷など城下町の風情をいまに残す魅力あふれる町です。八幡山のふもと、国の重要伝統的建造物群保存地区にたたずむ「仁之助コーヒー」は、自家焙煎のサイフォンコーヒー専門店。築300年を超える古民家をリノベーションした和モダンな店内で、香り豊かなコーヒーが味わえます。愛らしい看板犬・サスケ君に会えるかも♪
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JR近江八幡駅から近江鉄道バスに乗ること約10分、「新町」停留所で下車し、八幡堀に突き当たる新町通に入ってすぐ。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、大切に守り継がれる古き良き景観のなかに、「仁之助コーヒー」はあります。
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オープンは、2024年3月。古民家レストランや、みやげ店、アパレルブランドなどを手がけて地元近江八幡を盛り上げる「月白」が、築300年を超える建物をリノベーション。滑車を使った吊り下げ式障子や梁など古き良き意匠を残しつつ、3年もの歳月をかけてこだわり抜いて造り上げた空間です。
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元あった和室の欄間にガラスをはめ込んでガラステーブルにしたり、腕の良さで評判だった地元の大工さんが作業場で足場として使っていた板を形見として譲り受け、大テーブルにしたり。時代の移ろいとともに失われがちなモノたちが新たな息吹を宿し、その存在を輝かせています。
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蒸気圧を利用してゆっくりと抽出するサイフォン式で淹れる自家焙煎のスペシャリティコーヒーは、4種の豆と2種のブレンドから選べます。「山」「堀」「陽」「月」と、近江八幡の美しい風景を彷彿とさせるネーミングも素敵。この日選んだのは、チョコレートを思わせるコクと甘さが特徴の「山」の深煎りと、蜂蜜のような甘さと青りんごのような爽やかさのある「月」の浅煎り。コポコポコポ……お湯の沸く音とともに豊かな香りが吹き抜けの空間に広がります。
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壁の一面には、信楽焼をはじめ、オーナーが日本各地から選りすぐったコーヒーカップが並んでいます。珈琲やハーブティーを注文すると、ここに並ぶなかから好きなカップを選べるのもうれしいところ。
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八幡山のふもとの牧場から仕入れる新鮮な生乳を使ったプリンにコーヒーをかけていただく「高木牛乳プリン」やスティックケーキなど、コーヒーと抜群の相性の自家製デザートもスタンバイ。注目は、滋賀県産小麦を使ったシュー生地に、フレッシュな生クリームと高木牛乳のカスタードクリームを合わせたキューブ型シュークリーム。サスケ君の似顔絵の焼き印がポイントで、その名も「さしゅー」。 滋賀県産素材を100%使った自家製食パンのトーストは、バター、小倉、ピザ、卵の4種のトッピングが選べます。
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好みのカップを手に、五感を満たすカフェタイムが過ごせます。コーヒーとデザートをテイクアウトして、すぐ近くの八幡堀の畔で味わうのもおすすめですよ。
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