「睡眠なし、お金かかる、走り回る」…40歳でパパになった男が語る、育児のリアルと喜び【作者に聞く】
SNSで子育てエッセイ漫画を公開している「ちゅーぴふるライフ」(@chupeful___life)。原作者である大浦力さんが描く、パパ目線の育児漫画が話題を集めている。不妊治療を経て、40歳を目前に待望の第一子が誕生。何気ない日常がリアルかつコミカルに描かれている本作について、原作者の大浦さんに話を聞いた。
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本作を描こうと思った理由について、大浦さんは「不妊治療を経て、40歳直前に待望の第一子が誕生しました。とにかくかわいくてかわいくて、人生でたった一度きりの娘の成長を何かに残したくて始めました」と語る。作品は、娘との思い出の記録であり、すべて実話であるという。
「子どもの成長は親以外が促す」

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大浦さんは、育児の余談として「当事者である両親以外の存在で、子どもの成長が促進されるんだなと自覚することが増えています」と話す。仕事柄、娘が仕事関係の人と会う機会が多く、親以外の人に会った翌日に、教えていない言葉を話し始めることが多々あり、驚くそうだ。
「身勝手かもしれませんが、親だけでなく多くの人々に支えられて子どもは育っていくんだなと日々感じています」と語ってくれた。
最後に、子育て中の読者へのメッセージを求めると、大浦さんは「子育ては大変というのが、子どもが生まれたあとに感じるリアルな感想だと思いますが、向こう100年を生きる人間の記憶や思い出に参加できることで、大変という思いが僕にはやや薄めです」と話す。「睡眠時間はないし、お金もかかるし、スーパーでは走り回るし、大変なんですけどね」と続ける。
大浦さんは「僕は子どもが生まれて、すぐに親になれるとは思っていません。これから一緒に成長するんだと」と考えている。親になる前は40年も子どもをやっていたため、「もはや子どものプロだと思っています」と笑う。「だから、子どもの気持ちをまず理解しなきゃなと思って子育てをしています」と語った。そんなスタンスで、ただかわいくて仕方ない娘との日々を綴った作品なので、どうか温かい目で見守ってほしいと読者に伝えた。
取材協力:大浦力(@chupeful___life)
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