ものは増やしすぎず、シンプルさのなかに変化と遊び心を取り入れる|暮らしのアイデア
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「部屋紹介編」では、引っ越し前の住まいから大きく雰囲気が変わった部屋づくりについてお話を聞きました。
今回の「暮らしのアイデア編」では、引っ越しを経た現在の“もの”との向き合い方や暮らしの工夫に迫ります。
「部屋紹介編」はこちらから↓
ギャップを楽しむふたり暮らし。引っ越しを経て“変わったこと”と“変わらないこと”とは?(東京都) - ROOMIE(ルーミー) |
お名前(職業):アマノさん(不動産会社勤務)、パートナー
場所:東京都
面積:1LDK / 38平米
家賃:約11万円
築年数:30年
住居形態:マンション
間取り図:
illustrated by oyumi
暮らしのアイデア①
長く大切にしていけるものだけを選ぶ
就職して間もなかった前回から一番大きく変わったと話すのが暮らしのゆとり。生活に合わせて、“ものとの向き合い方”も変わったそう。
「前回は、新社会人になったばかりだったこともあり、比較的安く手に入る、“古くていいもの”を選んでいました。
そのため、アンティーク調のものが住まいの中心になっていましたが、そこから暮らしにもゆとりが出てくるなかで、作家さんの作品やアートなど、1点ものが増えていきました」
愛着のあるものは残しつつ、新しく取り入れるものは長く大切にできるものを選ぶようになり、選ぶインテリアの幅が広がったと話すアマノさん。
「掃除のしやすさなども考えて、ものの数を不必要に増やさないことは変わらず意識しています。持っているものを把握できる範囲で、大切にしていけるものに囲まれて暮らしたいです」
暮らしのアイデア②
小物や色で遊び心を加える
住まいをギャラリーのように楽しんでいるアマノさん。
「そんなところにそんなものが?」と驚かされるものやクスッと笑えるアイテムが部屋の各所に散りばめられています。
前回スピーカーとして使っていたものは、プロジェクターボックスに。
「写真に映り込むと気になる充電コードは、BLESSの『Cable Jewelry multi plug』で空間に馴染むようになりました」
カーテンクリップには、キュートなお尻が印象的なうさぎモチーフの小物。動物に関する小物で愛らしいノイズを加えるのもポイントだそう。
「最近ハマっているのが球体を集めることです。ソフトボールやビリヤードのボールなど、さまざまな球体を集めては部屋の一角にまとめて飾っています。心惹かれるノイズの1つです」
今回の部屋では、ポイントで原色を取り入れることにも挑戦していると話すアマノさん。白が基調の空間だからこそ色が際立って、前回とは違う楽しみ方ができていました。
暮らしのアイデア③
変化を感じられる草花を取り入れる
シンプルな空間のアクセントとして、また日々の暮らしに変化をつけるポイントとなっているのが、観葉植物やお花。
「住まいが明るい空間になったこともあり、植物も楽しめるようになりました。
前回の住まいはコンクリートに合わせた無機質な素材感で統一していましたが、今回は机や椅子、DIYでも木材を取り入れているため、植物の緑とも相性がいいです」
インテリアではつけづらい変化はお花で。
「飾るもので季節を感じることができています。花が咲く、枯れるのサイクルで暮らしに変化をつけるタイミングにもなっていますね」
前回とは住まいも生活も変わるなかで、より暮らしを大切にするための習慣を身につけていたアマノさん。
かけがえのない時間の跡が増えていくとともに、部屋への愛着も増していきそうです。

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