ウクライナ、一時的な領土放棄が必要になる可能性=キーウ市長

4月25日、 ウクライナの首都キーウのクリチコ市長(写真)はBBCとのインタビューで、ロシアとの和平合意の一環で、ウクライナが一時的な領土の放棄を迫られる可能性があると述べた。キーウの破壊された集合住宅前で2024年1月撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[25日 ロイター] - ウクライナの首都キーウのクリチコ市長はBBCとのインタビューで、ロシアとの和平合意の一環で、ウクライナが一時的な領土の放棄を迫られる可能性があると述べた。BBCが25日伝えた。
クリチコ市長は「シナリオの1つは、領土を放棄することだ。これはフェアではない。だが、平和のため、一時的な平和のための、一時的な解決策になるかもしれない」と発言。
同市長は、ウクライナ国民はロシアによる「占領を決して受け入れない」としながらも、ゼレンスキー大統領が和平を実現するため「痛みを伴う解決策」の受け入れを迫られる可能性があると述べた。
ロシア軍は24日朝にかけて首都キーウをミサイルとドローン(無人機)で攻撃。少なくとも12人が死亡、90人が負傷した。キーウへの攻撃としては今年最大規模となった。