犬が『スキンシップ』を取りたいときのサイン５つ 要求に応えてあげるために知っておくべきこと
犬が『スキンシップ』を取りたいときのサイン５つ 要求に応えてあげるために知っておくべきこと
1.目を見つめる
犬は飼い主さんに「かまって欲しい」「なでて欲しい」などと思って、スキンシップやコミュニケーションを求めているとき、目をじーっと見つめることがあります。
犬にとって目を合わせるアイコンタクトは、自分の意志や気持ち、愛情を伝える方法のひとつです。
そのため、大好きな飼い主さんに愛情を伝えつつ、「なでて～」といいたいときに目を見つめて気持ちに気がついてもらおうとします。
また、可愛い愛犬につぶらな瞳で見つめられると、愛おしい気持ちになってついつい手を伸ばしてなでてあげたくなるのではないでしょうか？
そうしてスキンシップをしてもらったことのある犬は、「飼い主さんを見つめるとなでてもらえる」ということを学習して、次もまた同じ行動を取るようになります。
2.近くに寄ってくる
飼い主さんとのスキンシップを求めている犬は、飼い主さんに近づいてきたり、後を追うようにくっついて回ったりする様子が見られます。
そうすることで、かまってもらいたいと思っていることを飼い主さんに伝えようとしたり、気づいてもらおうとしたりしていることが考えられます。
自分から近づいてきたにもかかわらず、その場で背中を向ける犬がいますが、それは拒絶の意思ではなく、なでてもらおうとしているのでしょう。
特に、背中を見せたり預けたりする行為は、信用している相手にしかできないことなので、信頼と愛情の証ともいえます。
3.体に触れる
飼い主さんがテレビを見たり仕事をしたりと何かに集中しているとき、犬が前足で飼い主さんの体にチョンと触れたり、あごを乗せてきたりすることはありませんか？
これも、犬がスキンシップやコミュニケーションを求めているときに見られる行動です。
遠くからじーっと目を見つめたり近づいたりしても、飼い主さんがなかなか気づいてくれなかったり、スキンシップが十分でなかったりするときにこのような行動をすることがあります。
自分の気持ちに気づいてもらうための行動は少しずつ大きく激しいものになっていくので、軽く触れる程度では望みが叶わない場合、体をドンッとぶつけてくるようなこともあるでしょう。
4.目の前でお腹を出す
飼い主さんの目の前に来て、ごろんと横になってお腹を見せる犬は少なくありません。
お腹を見せる行動は“降参の合図”と認識されがちですが、叱られているときや喧嘩をしているときでない場合は、必ずしもそういった意味があるわけではないでしょう。
何気ないときに飼い主さんの目の前でお腹を見せる場合は、単純に「お腹なでて～」と甘えていることが考えられます。
とてもストレートな表現なので、つい笑ってしまいそのままなでてあげる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
5.甘えるように鳴く、吠える
犬が飼い主さんになでてもらったり抱っこしてもらったりして欲しいと思っているとき、その気持ちを伝えようと鳴いたり吠えたりすることがあります。
愛犬の声がすると飼い主さんは何かあったのかと思って、無意識に愛犬の方を見ることがあると思います。
静かに見つめていても気持ちに気がついてもらえないときなど、声を出すことで飼い主さんの注目を集めようとしているのでしょう。
気を引くために鳴いている場合は、気がついてもらうために声がどんどん大きくなっていく傾向があります。
まとめ
犬が大好きな飼い主さんとのスキンシップを求めるのは、とても自然なことです。
信頼できる相手とのスキンシップやコミュニケーションは、幸せな気持ちになるだけでなく、不安感やストレスを解消することにも役立ちます。
愛犬のスキンシップをしたいという欲求を満たしてあげることは大切ですが、愛犬の求めに毎回応じるのは控えた方がいいでしょう。
そうすることで犬は飼い主さんが自分の思い通りに動いてくれると思ってしまい、わがままになってしまう可能性があるからです。
愛犬のサインに気がついてあげることは大切ですが、スキンシップのタイミングはできるだけ飼い主さんが決めるように意識してくださいね。
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