無印良品「チョコミント」と「チョコミントクール」の違い / 清涼感への執念がエグくて背筋が冷たくなった……
私(佐藤)はチョコミントのテイストがあまり好きではない。好んで食べる方ではないのだ。というのは、食べたあとに口に残る、いわば歯磨き粉を思わせる味と香りが、どうも好きになれないのである。
そんな私が珍しくチョコミントアイスを手に取ったのには訳がある。無印良品の「チョコミントクール」がかなり強烈らしい。実は2025年6月に当サイトの夏野ふとんがすでにその味を紹介しているのだが、最近SNSで再び話題になっているという。
そんなにまでスゴイのか? 苦手な味でだけ逆に興味がわいてきた。ってことで、無印の通常のチョコミントとそれから他社のモノとで比べてみたら、無印の「スースーさせてやる!」という強い執念を感じて戦慄した……。
・次元が違う、チョコミントクール
チョコミントは歯磨き粉に例えられることがよくある。だが、チョコミントクールはそれを上回る清涼感であるがゆえに、入浴剤とまで言われているそうだ。
そんなに強い言葉で表現されているとなると、私のようなチョコミント素人には手に負えない可能性もある。しかしだからこそ、味わってみたいと思うのが人情というものだ。怖いモノ見たさとでもいうべきか。
ってことで、アイスクリームの取り扱い店舗のひとつ、東京・荻窪の「西友荻窪」にある店舗を訪ねた。冷凍庫を見るとたしかに置いてある。しかもかなりの在庫をストックしているぞ。
さて、味を比較するために、無印の2品と「スーパーカップ」のチョコミント(税込200円)を用意した。この3品を比べれば、いかにクールが飛び抜けているか、より深く理解できるはずだ。
まずはスーパーカップ。いくぶん白っぽく見えるのは、最寄の商店の冷凍庫に長時間入っていたためか、それとも照明が明るすぎるためかもしれない。とはいえ、私の知るチョコミントの色はこのくらいだと思う。
続いて、無印の通常の「チョコミント」(税込320円)だ。スーパーカップよりも緑味が深い。いかにもチョコミントといった感じの緑色で、散りばめられたチョコの具合も、それらしい。
最後にクール、これだけ次元が違う! チョコミントといえば、ペパーミントなどが入っているので、緑だと思っていたのだが、緑を通り越して青くなってるじゃないか。通常チョコミントがレベル10だとしたら、クールは桁違い、レベル100だぞ。
チョコミント素人の私からすると、スーパーカップは駆け出し戦士。通常チョコミントは有段者。そしてクールは師範に値する。ブッチギリ過ぎじゃないのか? そりゃ入浴剤と言われるのもムリはないだろう。
・味比較
味をたしかめてみよう。スーパーカップはとってつけたようなミント感がある。これこそ、歯磨き粉を連想する清涼感だ。口の中に残る、私の苦手な清涼感がコレ。
続いて通常チョコミント。コレを食べてみて、少しチョコミントの印象が変わった。というのも、清涼感はあるものの、くちどけさっぱりで口中にミントの香りが残らないのである。サッと引いていく感じに好感が持てる。もしかして、これが本来のチョコミントの味なのだろうか。悪くないな。
最後にクールだが、コレは味も次元が違った。スペアミントとペパーミントを合わせて、強めの味に仕上げているという。たしかにその商品説明の通りに強い! めちゃ強だ! 食べていると口の中でミント感が次第に増長されて、波状攻撃のごとく清涼感が襲ってくる。
「清涼感」という名の風属性の魔法が何度も何度も畳みかけてくるみたい。耐性のない私のライフはとっくにゼロだ。
なぜにここまで強い清涼感を感じるのか? もちろんミントの配合量が多いからでもあるが、もうひとつ理由があることに私は気づいてしまった……。
それは……、通常チョコミントの種別が「アイスクリーム」であるのに対して、クールは「アイスミルク」だからだ。
これは何を意味するのか? アイスクリームは乳固形分は15.0%以上(うち乳脂肪分8%以上)のものを指す。一方のアイスミルクは乳固形分が10%以上(うち乳脂肪分3%以上)だ。
すなわち、アイスミルクの方がさっぱりしている。つまりは、ミント感を強調するためにあえてアイスクリームではなく、アイスミルクに仕上げているというわけ。
より強くスースーさせるために、種別さえも変えてしまうとは。おそるべし無印……。その事実に戦慄して、私は背筋に冷たいものを感じてします。チョコミントだけにスースーとね……。
そんなわけで、入浴剤と例えられるのは、今までにない強烈な清涼感を味わえるからだ。いまだ食べたことがないという人は、一度味わって欲しい。マジでビビるから。
参考リンク:無印良品、グリコ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24