「待ってたよ」夜、へそ天になって甘えるタマちゃん（画像提供：豆柴タマさん）

「子どもが寝静まったあと、この子を甘やかさなければならない。この子はそれを待っている。夜がふけるのを待っている」

そんなコメントとともに写真を投稿したのは、Xユーザーの豆柴タマさん（@mameshiba__tama）。写っているのは、柴犬の女の子「タマ」ちゃんです。

1歳の娘さんが眠りにつき、飼い主さんがホッと一息つくころ、タマちゃんはへそ天になってゴロン。「今度は私の番」とばかりに前足をくの字にして、目を輝かせながら笑みを浮かべています。3歳の“お姉ちゃん”であるタマちゃんも、ママに甘えられるこの時間を心待ちにしていたようです。

この健気な姿に2.8万件超の“いいね”が殺到しました。このあと、タマちゃんはどのように過ごしたのでしょうか。飼い主さんにお話を伺いました。

夜がふけて始まる“甘えん坊タイム”

にっこり笑顔がとびきりキュートなタマちゃん（画像提供：豆柴タマさん）

ーー撮影時の状況を教えてください。

「タマはかまって欲しいときによくヘソ天をしますが、最近は子どもが寝たあとの夜にすることが多いです。日中は子どもがリビングで動き回っているため、タマはソファで眠ったり、みんなで追いかけっこをしたり、おもちゃで遊んだりして過ごしています。ただ、子どもがいるので私には甘えられないと察しているのか、夜になると甘えん坊な仕草が増えるんです。ヘソ天をしたり、膝に乗って丸くなったり。この日は私がソファに座ると、目の前でヘソ天をして待っていてくれました」

ーーこの光景を見た感想は？

「『わしゃわしゃ撫でてください！』と言わんばかりに見つめてきて、『あぁ、今日もこの時間を楽しみにしていたんだな。かわいいなあ』と。同時に『お昼は我慢させてごめんね』という気持ちも込み上げてきました」

へそ天でゴロン！撫で撫でされてうっとりするタマちゃん（画像提供：豆柴タマさん）

ーーこのあとは、どのように過ごされましたか。

「しばらく撫でながら一緒に遊んでスキンシップをとりました。満足すると、私の膝上で眠るのがお決まりになっています。とてもわかりやすくてかわいらしいですね。タマもまだ3歳。成長を感じるとともに、賢くて優しい子だなと改めて思いました」

ーータマちゃんと娘さんは、ふだんどのように過ごしているのでしょう。

「ふたりでおもちゃを取り合ったり、ソファで一緒にテレビを見たりしています。私の布団では、ぎゅうぎゅうにくっ付いて眠ることもあります。『まるで人間の姉妹みたいだな』と思うことがよくありますね。タマは娘との距離の取り方がとても上手です。

娘のテンションが上がりすぎたときは少し離れ、落ち着くと『今なら近づいても大丈夫だな』と判断しているように見えます。娘が生まれてすぐのころは、半年ほどタマがやきもちをやき、粗相や吠えなど今までなかった問題行動が続いた時期もありました。

でも、今回の投稿のようにタマと向き合う時間をしっかり取るようにしてからは、そうした行動も落ち着き、娘との関係も少しずつ良くなっていきました」

柴ドリルを発動したタマちゃん（画像提供：豆柴タマさん）

ーータマちゃんは、どんな性格の子でしょうか。

「柴犬らしくツンデレなところがあります。名前を呼んでも気が向いたときしか来ません。また、ビビりな一面があり、ドッグランは大の苦手。リード付きのわんちゃんとはうまく交流できますが、以前ノーリードの犬に追いかけられてからは、ドッグランに行くと出入り口付近から動かず、悲しそうな表情を浮かべるようにーーそのため、最近はドッグランには行かなくなりました。

ただ、人にも犬にもとてもフレンドリーで、基本的に吠えることはまれです。来客も大歓迎で、私の友人が来たときには初対面にも関わらず膝の上ですやすや寝始めたことも。ケンカもしない穏やかなタイプで、安心して一緒に過ごせる優しい子です」