「いい規模感」新しい動物園 沖縄・国頭村、やんばるライオン【遊び全力・GW特集】

 ゴールデンウイーク到来! アウトドアで楽しみたい人も、のんびり過ごしたい人も、県内各地には魅力あるスポットが盛りだくさん。連休中は家族や友人らと、すてきなひとときを過ごしてみませんか? 話題の新施設や人気スポットを紹介します。

園の目玉でもあるライオンは来場者の人気者だ

 森林や農地に囲まれた国頭村謝敷に3月、オープンしたばかりの動物園「やんばるライオン」。駐車場を含め約9500平方メートルの敷地に、園の名前の由来となったライオンの他、ヤマアラシなど17種56頭の動物が飼育されている。

 動物との触れ合いがコンセプト。1日4回程度ある餌やり体験(有料)ではミーアキャットやリスザルなどを間近で見られる。「キューキュー」とかわいい鳴き声で餌をねだるカワウソは特に人気で、餌やりは午前11時ごろと午後4時ごろの2回。ウサギやカピバラなどには、入り口で購入した野菜を自由に与えることもできる。

「筋肉ごりごりで重い」と話しながらボールニシキヘビを首に巻き写真を撮る来場者=9日、国頭村謝敷「やんばるライオン」

 ライオンは当初はオス1頭、メス2頭を時間ごとに1頭ずつ公開していたが、体制が整った4月上旬からは3頭同時の公開に移行した。2月に生まれたばかりの子ヤギ、「ありな」と「えり」は特に子どもたちからの「だっこ需要」が高いそうだ。

 開園1カ月で約1900人が来場した。7割が中南部からの来訪という。松村一史代表は「子どもを自由に遊ばせても目が届く規模感が子育て世代にはいい。やんばるの自然の中でリフレッシュしてもらえたら」と話していた。(北部報道部・前田高敬)

 国頭村謝敷1248の2。午前9時半~午後5時半。不定休。入場料は大人1600円、3歳~小学校6年生800円、65歳以上1500円。千円(中学生以下は無料)で入場できる「国頭割」などの割引もある。電話080(6480)6744。

【地図】やんばるライオン