ベランダ掃除は今の時季がチャンス!家にある道具で排水口までピカピカに

気づいたときには汚れがたまってしまっている「ベランダ」。元小学校家庭科教諭で家事に関する著作を多数執筆しているブロガー・よしママさんによると、ベランダ掃除は気温が高い今がチャンスだそう。よしママさんに効果的な掃除方法を教えてもらいました。

ベランダ掃除は暑い時季の今がチャンス!

この記事のすべての写真を見る

ベランダ掃除は今がチャンス!家にあるものでピカピカに

ふだんお掃除の手が回りにくいベランダ。じつは汚れが落としやすく、掃除後は爽快感が感じられます。しっかりと掃除するなら、今のシーズンがおすすめ。

ベランダは小さなお子さんなら裸足で出たりして、足の裏を真っ黒にしてしまうことも。ベランダでプールを楽しんだあとの“ついで”として掃除することもできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

●掃除のタイミングはくもりや雨の日がおすすめ

掃除をするタイミングですが、雨の日は洗濯物を外に干しているお宅が少ないため、階下への水滴の心配をせずに作業できます。さらに、雨が降ることでベランダに自然と水が流れ込み、汚れを落としやすくなります。

暑い季節を除けば、くもりの日もおすすめです。ベランダにまいた水が乾きにくいため、掃除がより効率的に進められます。また、ベランダプールを楽しんだあとの涼しい夕方の時間帯も掃除にぴったりです。

ベランダ掃除の準備と手順

<準備するもの>

セリア 「ハンドブラシ 先細ヘッド」

ジョーロ、重曹(セスキでも可能)、ゴミ袋、古歯ブラシ、割りばし、ホウキ、ちりとり、ブラシ(写真は、セリア「ハンドブラシ 先細ヘッド」)。

掃除は、デッキブラシの代わりに家にあるブラシでできます。一度に広範囲を洗える広めのブラシが、少ない力で汚れがしっかり落とせるのでおすすめです。

●1:最初に大きなゴミを取り除く

ベランダの砂、虫の死骸、クモの巣、枯れ葉、髪の毛などをホウキではいて取り除きます。とくに排水口周辺は汚れがたまりやすいので、念入りに掃除しましょう。

●2:重曹(セスキ)を溶かした水を準備して全体を流す

水だけでも落とせますが、汚れがひどい場合は重曹やセスキを溶かして使うとより落としやすくなります。目安は、バケツやジョーロ1杯に小さじ1~2。先に粉を入れてから水を注ぐと溶けやすくなります。重曹やセスキは泡が出ないため、すすぎもラクです。

●3:ブラシで汚れをこする

ブラシを一定方向だけでなく、縦や横に動かして汚れを落とします。また、排水口から遠い場所から順番に進んでいきましょう。夏場はベランダの床が温かいので、汚れが浮きやすく、落としやすいですよ。

●4:全体をすすぐ

みがき終わったら、きれいな水を排水口に向かって流し、泡や汚れをしっかり取り除きます。みがき残しがあれば、もう一度追加で掃除してください。

●5:排水口付近もみがき、すすぐ

古歯ブラシを使って排水口付近の汚れをみがき、ゴミがあれば割りばしでしっかり取り除きます。これが終わったら、最後にもう一度全体をすすいで終わりです。

全体のビフォーアフター&プラスのお手入れ

こちらは掃除前の全体的に黒ずんでいたベランダです。虫の死骸や砂ボコリが多く、排水口付近もゴミがたまった状態でした。

しかし、掃除をしたことで、床の砂ボコリもしっかり落とせて、きれいな状態になりました。排水口付近もすっきり、きれいに。

もし余裕があれば重曹水で、壁やサッシレールの掃除も可能です。その場合は、ベランダの床を掃除する前に行いましょう。セリアのブラシは壁の凸凹もきれいにしてくれます。最後に水ですすぐのも忘れずに!

髪の毛や排気ガス、砂ボコリ、虫など意外とベランダは汚れています。せっかくなので夏の暑さを利用して、ベランダ掃除するのはいかがですか? 水を運ぶ作業が大変ですが、掃除後はサッパリして洗濯ものも安心して干せますよ。

家にあるものでお掃除できるのでぜひ挑戦してみてください。暑い時間帯は避けて熱中症にならないように注意してくださいね。

※薬品や洗剤を扱う際は、手荒れをしないように手袋をしましょう