秘密を漏らしたのは誰? 事態はさらに泥沼に【優しい夫とその同僚 Vol.137】

※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。

■これまでのあらすじ

草太は芹との関係を疑われ夫婦関係の破綻に追い込まれますが、芹の夫・蓮斗の指摘により、実際に不適切な関係を持っていたのは藤枝であることが明らかになります。藤枝は芹に貢いで借金を抱えていたことが分かり、芹は関係を持ったことを悔やみつつも、今は藤枝の妻に知られないよう立ち回ることを最優先に考えていました。そんな中、社内で2人の関係が噂になっていることを知り、芹はその情報を知る草太に疑いの目を向けます。「噂を広めるようなことはしていない」と否定する草太に、芹は怒りを露わにしますが、実は藤枝が同期の漆谷に話していたことを芹は知らず、隣にいた藤枝は青ざめた表情で固まるのでした。

■2人の関係を知っているのは本当に草太夫婦だけ?

秘密を漏らしたのは誰? 事態はさらに泥沼に【優しい夫とその同僚 Vol.137】

■藤枝が他人に漏らしていたなんて…

■草太が本命だったことを伝えたらもっと面倒なことになる…

芹に激しく責め立てられても、草太は冷静なまま、「本当に関係を知っているのは自分たちだけなのか、藤枝にも確認すべきだ」と指摘します。

すると藤枝は、同期の漆谷に芹との関係を話してしまったことを明かし、芹は「まさか他人に言うなんて…信じられない」と呆れ果てます。

しかし藤枝の立場からすれば、草太が知っている時点で、芹が誰かに話したと考えるのは自然なこと。草太夫婦との話し合いについて藤枝に説明すれば、さらにややこしい事態になりかねない――そう思った芹は、言葉に詰まってしまうのでした。

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