今さら聞けない『猫のネット用語』辞典5選 SNSでよく使われるあの言葉…猫好き界隈には常識?
今さら聞けない『猫のネット用語』辞典5選 SNSでよく使われるあの言葉…猫好き界隈には常識?
1.ニャルソック
「ニャルソック」とは、猫が窓辺やベランダ、キャットタワーの上などに陣取り、外の様子をじーっと観察している行動を指すネット用語。警備会社「ALSOK(アルソック)」の名前をもじって生まれた言葉で、猫が真剣に外を監視している姿を「猫の警備活動」として面白おかしく表現しています。
猫がニャルソックをするのは本能によるもの。野生では周囲を警戒して敵から身を守ったり、獲物を見つけたりする必要がありました。その習性が現代のイエネコにも残っており、外を歩く人や飛ぶ鳥、車の動きなどをチェックしているのです。
飼い主からすると「我が家の安全は今日も守られている」と思える微笑ましい行動なので、SNSでも人気となっています。
2.アンモニャイト
「アンモニャイト」とは、猫が体を丸めて眠る姿を、古代の生物「アンモナイト」の渦巻き状の殻に例えた言葉です。前足も後足も頭も体の中にすっぽり収めることで、きれいな円形のシルエットができあがります。
猫がアンモニャイトするには理由があります。寒さをしのぐために体温を逃がさないようにしたり、内臓を守るために丸まったりと、猫にとって理にかなった姿勢なのです。
また、警戒心があるときにもアンモニャイトになることがあるといわれています。完全にリラックスした「へそ天」とは対照的。実は猫の気持ちを読み取るヒントにもなるのです。
3.お手手ないない
「お手手ないない」とは、猫が前足を体の下に折りたたんで座るポーズのこと。別名「香箱座り(こうばこずわり)」とも呼ばれ、前足がまったく見えなくなることから「お手手を隠している=ないない」と表現されました。
お手手ないないをする猫は、心身ともにリラックスしていることが多く、警戒心をあまり抱いていないサインといわれます。その理由としては、すぐに動ける体勢ではないため、安心できる場所や信頼できる人のそばでしか見せない姿だから、と考えられています。
猫好きにとっては「信頼の証」を見せてもらったようで嬉しくなる仕草。中には長時間、お手手ないないでうたた寝をする子もおり、見る側をほっこりさせてくれます。
4.猫吸い
「猫吸い」は、猫のふわふわな毛並みに顔をうずめて匂いを嗅ぐ行為。ある意味、猫中毒とも言える習慣で、「一度やったらやめられない」と語る方も少なくないのだとか。
ただし、猫吸いは猫にとっては好ましくない場合もあります。顔を近づけられること自体を嫌がる子もいれば、急に鼻を押し付けられてストレスを感じる場合もあるため注意が必要。
また、猫吸いをすることで毛並みに付着している細菌やアレルギー物質なども吸引する恐れもあるため、ある程度のリスクは想定しておきましょう。
5.ぬこ(ネッコ)
「ぬこ」や「ネッコ」は、ネット掲示板やSNSで「猫」を指すときに使われるスラング。「ぬこ様」と敬称をつけて神聖化したり、「ネッコ」と呼んで親しみを込めたりと、使い方も様々です。
猫の愛嬌や不思議な魅力を、言葉遊びとして表現しているのが「ぬこ」「ネッコ」の面白いところ。実際に声に出すと少しおどけた響きがあり、単なる「猫」とはまた違った温かみを感じる方もいるはず。
まとめ
猫にまつわるネット用語は、猫好きたちの発想力とユーモアが生み出したもの。知っているだけで猫との暮らしやSNSでの猫投稿がもっと楽しくなるはずです。今回の記事を参考に、猫のネット用語を使ってみてはいかがでしょうか。
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