【忖度なし】ペヤングが異例の8月新商品カレー祭り! 3種類食べ比べて分かった本当に美味い新商品は?
【忖度なし】ペヤングが異例の8月新商品カレー祭り! 3種類食べ比べて分かった本当に美味い新商品は?
2025年8月、ペヤングファンにとって記録に残る「カレー月間」が到来した。なんと1ヶ月の間に3種類ものカレー系新商品が立て続けに発売されたのだ。
8月4日に2商品、19日に1商品と、異例の集中投入。同じカレー系だが、各商品がまったく異なるコンセプトを持っているのも興味深い点だ。こんな珍しい状況に指をくわえて見ているわけにはいかない。
ということで、この3種類を食べ比べることにした。果たして、どの商品が真の勝者となるのか? いっさいの忖度なしでレビューしていくぞ!
・揃えるのに一苦労
8月に販売された、カレー系ペヤングの新商品は次のラインナップだ。まずは4日から販売されている……
『ペヤング マヨツナカレー味やきそば』
ターメリックなどの8種類のスパイスを配合したカレーソースを使用しているとのこと。ツナマヨネーズ風味で、大人から子供まで幅広い層を意識した味に仕上げているという。
次に向かったのは、ドラッグストアチェーン「ウエルシア薬局」。
ここで購入するのは……
『ペヤング カレーやきそば』
同じく4日からの発売だが、ウエルシア薬局でしか購入することができない限定商品。あの「ペヤング超大盛やきそばハーフ&ハーフカレー」のカレー部分だけを楽しめるらしい。
さらに向かったのは、関東地方を中心に展開するスーパー「ベルク」だ。
このスーパーでも、限定コラボ商品が販売されている。その新商品とは……
『ペヤング ビーフカレー風やきそば』
19日からベルクで販売されていて、ビーフと玉ねぎの旨味を詰め込んだコク深い甘さが特徴とのことだ。
そんなわけで、うち2種類が店舗限定販売となっているため全種類を手に入れるのは苦難だったが、何とか無事ゲットすることができた。さぁ、カレー祭りの始まりじゃい!!
・実際に作って食べ比べてみた
それでは、調理開始だ。まずパッケージを開けて、かやくを取り出して並べてみる。
まず気づいたのは、『マヨツナカレー味やきそば』と『カレーやきそば』とのソースが全く同じに見えること。一方、かやくは『カレーやきそば』と『ビーフカレー風やきそば』が似ている印象だった。
調理工程はお馴染みで変わりはない。ということで、3種類とも熱湯を注いで……
3分待つ。
湯切りをして……
全力でソースを混ぜて……
完成!
・食べ比べ開始!
いよいよ、ペヤングが織りなす食べ比べの「カレー祭り」開始だ!
最初に『マヨツナカレー味やきそば』から箸をつけた。
幅広い層が狙いのカレー風味らしいが、どんな味だろう……
ほー、なるほどね。
まず感じたのは、まさに「ツナマヨ」そのものといった印象。むしろカレーのスパイス感よりも、ツナとマヨネーズの風味が前面に出ている感じだ。マイルドな味付けで子供には受けそうだが、大人には少し物足りないのでは? と思った。まさに好みが極端に分かれるタイプの商品だろう。
次に『カレーやきそば』を実食。
ネーミングだけ見ると、シンプルすぎることもあって直球勝負が予想される。果たして想像しているような王道的なカレー味なのか……?
えっ? 意外。
予想に反して、キレのある辛さだ。口に入れた瞬間はそれほどでもないが、後から辛味がジワリと押し寄せてくる。特筆すべきはポークの旨味。
即席麺の具なのに、味はしっかりとしている。このカレーソースとの相性も抜群だ。ただ唯一気になったのは、ペヤング特有の「ソースの汁気」が感じられなかったことだった。
最後は『ビーフカレー風やきそば』だ。
他の2品と明らかにソースの色が違う、深みがあるイメージ。これは期待できそう……
キター!!!!
口に入った瞬間の辛みは3種類の中で最も強く、コク深さも他の2品とは段違い。特にペヤング特有の肉の旨味が際立っており、ビーフエキスがしっかりと感じられる。濃厚でありながら後味はスッキリしていて、思わず「この中では1番美味いかも?」と声に出してしまったほどだ。
ただ、最初の一口だけでペヤングの全てを判断してはいけない。そう、ペヤングの真骨頂はソースと具が凝縮された “最後の一口” 。これを検証する必要がある。
3種類の商品を1回1回水で口をリセットしながら、味わった先にある至極の瞬間を慎重に食べ比べてみた。
・結論
3種類を入念に味わい完食した結果、個人的なランキングは以下の通りとなった。果たして1位は……
『ペヤング ビーフカレー風やきそば』
コク深い味わいと強烈な辛味のバランスが絶妙。肉の旨味がしっかりと感じられ、最後まで飽きずに楽しめた。ベルク限定というハードルはあるが、見つけたら即買い必至の逸品としてオススメしたい。
ちなみに2位は『ペヤング カレーやきそば』だ。
後から来る辛味とポークの旨味が印象的だった。「ハーフ&ハーフ」のファンなら納得の味わいで、単体でも十分に楽しめると思った次第だ。
そして残念ながら、3位となったのは『ペヤング マヨツナカレー味やきそば』。
マイルドで食べやすいが、全体的に物足りなかった印象。幅広い層を狙った味にしたせいか、ポイントが絞れなく食レポ泣かせの味だと感じてしまった。
──というわけで、検証は以上だ。
今回の検証で分かったのは、同じカレー系でも各商品の個性がハッキリしていたことだ。そして個人的に1位と思った『ビーフカレー風やきそば』は、ベルクに行く機会があれば1度味わって欲しい逸品だというのが率直な感想だった。
次のペヤングのカレー祭りは、いつ開催されるかわからない。なのでペヤングファンの諸君には、ぜひとも全種類制覇にチャレンジしてみてくれ!
参考リンク:まるか食品
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.