フードライター・白央篤司さんがおすすめする常備しておきたい絶品調味料3選
撮影・小川朋央 料理&スタイリング・中村弘子 文・長谷川未緒
かけるだけ和えるだけで大満足。失敗知らずでおいしい料理が簡単に作れる、「これさえあれば」の便利な調味料を、フードライターの白央篤司さんにおすすめの食べかたと併せて聞きました。
粒ラー油
フードライター・白央篤司さんがおすすめする常備しておきたい絶品調味料3選
生姜たっぷりピリ辛ペースト
生姜、なつめ、クコの実の粒々した具に、菜種油、にんにく、一味唐辛子などが入ったラー油。「焼いた肉や魚と最高に合います。オリーブ油やごま油を少し足して、和え物にするのもおすすめ」(白央さん)
ポークソテー粒ラー油ソース
厚切りの豚ロース肉に塩・こしょうで下味をつけて両面を焼く。ひと口大に切り、粒ラー油をのせる。生姜の香りと辛味で、肉をさっぱりいただける。
創味 聖護院 かぶらのもみじ おろしぽん酢
爽やかな辛味のぽん酢
聖護院かぶらを贅沢に使い、程よい辛味とゆず果汁の上品な香り。「炒め物の調味料にすると、これだけで即席焼き浸し風になって上々の味わい。冷やして素麺に添えても」(白央さん)
夏野菜の炒め物
パプリカ、オクラ、なす、ズッキーニなどを少々の油で両面焼き付け、もみじおろしぽん酢を加え、軽く炒める。柑橘の酸味と醤油のコクに箸が進む。
秩父黄金カボスコ
完熟かぼすと黄金唐辛子がマッチ
丸ごと使った秩父黄金かぼすの豊かな香りに、黄金唐辛子のすっきりとした辛さを加えた、色鮮やかなペースト状のソース。「甘くないジャムのように使えて、白身魚のお刺身や鶏ハムにつけると、洒落たひと品に早変わりします」(白央さん)
鶏肉とセロリの和え物
茹でた鶏むね肉をほぐし、セロリを加え、オリーブオイル、塩・こしょう、秩父黄金カボスコで和える。きれいな黄色で、目にも爽やか。
白身魚のカルパッチョ
鯛の刺身をピンクペッパー、ディル、オリーブオイル、秩父黄金カボスコで和える。ぴりっとした辛味とかぼすの風味が新鮮な味わい。
白央篤司さん(はくおう・あつし) フードライター
日本の郷土食、暮らしと食をテーマに執筆。著書に『自炊力』など。時短でおいしい調理法を日々探求している。
『クロワッサン』1147号より