フードライター・白央篤司さんがおすすめする常備しておきたい絶品調味料3選

撮影・小川朋央 料理&スタイリング・中村弘子 文・長谷川未緒

かけるだけ和えるだけで大満足。失敗知らずでおいしい料理が簡単に作れる、「これさえあれば」の便利な調味料を、フードライターの白央篤司さんにおすすめの食べかたと併せて聞きました。

粒ラー油

フードライター・白央篤司さんがおすすめする常備しておきたい絶品調味料3選

生姜たっぷりピリ辛ペースト

生姜、なつめ、クコの実の粒々した具に、菜種油、にんにく、一味唐辛子などが入ったラー油。「焼いた肉や魚と最高に合います。オリーブ油やごま油を少し足して、和え物にするのもおすすめ」(白央さん)

約85g 1,058円(タビラコ https://tabiraco.stores.jp)

ポークソテー粒ラー油ソース

厚切りの豚ロース肉に塩・こしょうで下味をつけて両面を焼く。ひと口大に切り、粒ラー油をのせる。生姜の香りと辛味で、肉をさっぱりいただける。

創味 聖護院 かぶらのもみじ おろしぽん酢

爽やかな辛味のぽん酢

聖護院かぶらを贅沢に使い、程よい辛味とゆず果汁の上品な香り。「炒め物の調味料にすると、これだけで即席焼き浸し風になって上々の味わい。冷やして素麺に添えても」(白央さん)

550g 773円(創味食品 TEL:075-612-3333)

夏野菜の炒め物

パプリカ、オクラ、なす、ズッキーニなどを少々の油で両面焼き付け、もみじおろしぽん酢を加え、軽く炒める。柑橘の酸味と醤油のコクに箸が進む。

秩父黄金カボスコ

完熟かぼすと黄金唐辛子がマッチ

丸ごと使った秩父黄金かぼすの豊かな香りに、黄金唐辛子のすっきりとした辛さを加えた、色鮮やかなペースト状のソース。「甘くないジャムのように使えて、白身魚のお刺身や鶏ハムにつけると、洒落たひと品に早変わりします」(白央さん)

80g 648円(ヨロ研バル TEL:048-824-1511)

鶏肉とセロリの和え物

茹でた鶏むね肉をほぐし、セロリを加え、オリーブオイル、塩・こしょう、秩父黄金カボスコで和える。きれいな黄色で、目にも爽やか。

白身魚のカルパッチョ

鯛の刺身をピンクペッパー、ディル、オリーブオイル、秩父黄金カボスコで和える。ぴりっとした辛味とかぼすの風味が新鮮な味わい。

白央篤司さん(はくおう・あつし)

フードライター

日本の郷土食、暮らしと食をテーマに執筆。著書に『自炊力』など。時短でおいしい調理法を日々探求している。

『クロワッサン』1147号より