「愛の、がっこう。」9月4日第9話あらすじ カヲル(ラウール)が事情聴取…松浦(沢村一樹)が愛実(木村文乃)にかけた言葉とは?

「愛の、がっこう。」第9話場面写真 (C)フジテレビ

女優の木村文乃が主演を務める連続ドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系、木曜午後10時)の第9話が4日、放送される。ホストクラブ「THE JOKER」で傷害事件が起きたことを受け、ホストのカヲル(ラウール)が警察の事情聴取を受ける。

「愛の、がっこう。」とは?

連ドラ『白い巨塔』『昼顔』などを手がけた脚本家・井上由美子氏と演出家・西谷弘氏が再タッグを組む完全オリジナルのラブストーリー。本来なら交わることすらなかったはずの2人が出会い、大きな壁を越えて惹かれ合う姿を描く。堅い家庭で育った真面目すぎる高校教師の小川愛実(木村)が、文字の読み書きが苦手なホスト、カヲルに言葉や社会を教える「個人授業」を始め、少しずつ距離を縮めていく。しかし2人に批判や非難、憎しみや嫉妬といったさまざまな障害が降りかかる。

「愛の、がっこう。」第9話場面写真 (C)フジテレビ

「愛の、がっこう。」第8話振り返り(ネタバレ)

開店前の「THE JOKER」に、常連客の宇都宮明菜(吉瀬美智子)が現れ、ナイフを取り出して看板ホストのつばさ(荒井啓志)に襲いかかった。明菜は取り押さえられるが、止めようとした同僚の竹千代(坂口涼太郎)が負傷した。

愛実は家を出ることを決意。父の誠治(酒向芳)に、今日は部屋を探しに行くだけと言って外へ出るが、傷害事件の一報を聞き、店へと走り出した。店の周囲にはマスコミや野次馬が集まっていた。テレビ局で報道番組のデスクを務める親友の町田百々子(田中みな実)も取材中で、愛実を見かけて声をかけた。つばさをかばった誰かが刺されたと知り、不安が募る愛実。そこへ「チワワ先生」と聞き慣れた声が響いた。振り返るとカヲルが立っていて、愛実はその場に崩れるようにうずくまった。

「愛の、がっこう。」第9話場面写真 (C)フジテレビ

熱を出した愛実は、百々子の部屋へ。百々子は帰ろうとするカヲルを呼び止め、看病を指示。目を覚ました愛実は、先日まで入院していたカヲルにケガの理由を尋ねるが、カヲルは「飲み過ぎて転んだ」とウソをつく。翌朝、愛実が目を覚ますと、カヲルはおらず、ダイニングには手作りの朝食と手紙が残されていた。必死に手紙を書く姿を思い浮かべ、愛実の胸は熱くなる。

小川家では、誠治に結婚を急かされる婚約者の川原洋二(中島歩)が帰宅した愛実と話をした。誠治は部下からパワハラで訴えられ、自宅待機を命じられていた。会社を追われる前に結婚を決めようとしているのではないかと語る川原は、愛実に「父としっかり話したほうがいい」と助言する。

そのころ、カヲルが休業中の「THE JOKER」を訪れると、店内に社長の松浦小治郎(沢村一樹)がいた。松浦は店の今後について思案していて、カヲルは拾ってもらった恩を必死に伝えた。松浦は23年前の過去を語り出した。女性との交際を機にホストを辞めようとしたがオーナーと対立。そのせいで1人のスタッフが命を落としたという。以来、人命に関わる事件が起きればこの商売から身を引くと決めていた。

「THE JOKER」の再開が決まる。店へ向かったカヲルは川原と再会。川原はカヲルに謝罪し、なぜ自分にケガをさせられたことを黙っていたのかと尋ねた。カヲルは「愛実が困るから」と答え、さらに「愛実を幸せにできるのか」と迫った。川原が弱々しく「たぶん…」と返すと、カヲルは発破をかけた。

「愛の、がっこう。」第9話場面写真 (C)フジテレビ

松浦は「THE JOKER」の再開は一夜限りだと宣言。ホストたちは残留を訴えるが、松浦の決意は揺るがず。店は華やかな熱気に包まれた。一方、愛実は会社での件を誠治に問いただし、強い動揺を与えた。そして、今から家を出ると告げ、自室で荷物をまとめた。カヲルからの手紙や帽子をクローゼットにしまい、整理を終えて部屋を出ようとすると、誠治が立ちふさがり、ドアを塞いで「お前はまだ何もできない」と恫喝。その時、母の早苗(筒井真理子)が誠治に殴りかかり、力づくで押さえつけて「早く行きなさい!」と絶叫した。

「愛の、がっこう。」第9話あらすじ

早苗の手助けで愛実はなんとか“脱走”に成功。百々子の家へと辿り着く。

そんななか「THE JOKER」に警察の強制捜査が入ったことが報道される。百々子は警察沙汰になった以上、カヲルとは絶対に関わるなと愛実に忠告。カヲルも警察で事情聴取を受ける。最後に調書を渡され、間違いがないか確認するように言われるが、識字に問題を抱えるカヲルはそれを読むことができない。

学校で、愛実は教頭らにカヲルと会っていないかと釘を刺されるなか、クラスの副担任、佐倉栄太(味方良介)が愛実に声をかける。「THE JOKER」のニュースを見た佐倉は、カヲルが調書を読めずに不利益を被るかもしれないと話し、今まで隠していた本心を伝える。それを聞いた愛実は学校を飛び出していく。

警察署に着いた愛実は、担当の刑事にカヲルの事情を話し、配慮してほしいと必死に訴える。その様子を、カヲルの母、香坂奈央(りょう)が見ていた。愛実は、今だけ助けても何も変わらない、同情は残酷だと奈央に言われてしまう。

そして警察署を出た愛実は、松浦に声をかけられる。