「犬よ、こんなでかい生き物と暮らしてくれて…」愛犬目線のメッセージに反響 「泣きそう」「映画観るよりジーンときた」
カメラに向かってにっこり笑顔のひるねちゃん(画像提供:柴犬 ひるねさん)
「言葉も通じないこんなでかい生き物と暮らしてくれてありがとう、犬よ」
ある日、X・ユーザーの 柴犬 ひるねさんさん(@ohirune190303)はそんな気持ちが込み上げてきて、ファインダー越しに愛犬を見ると、そこには柴犬「ひるね」ちゃん(6歳・女の子)がにっこり笑顔で見つめ返している姿がありました。
ふたりが信頼の絆で結ばれていることが伝わってくるこのコメントと写真が投稿されると9.7万件超の“いいね”を集め、大反響を呼びました。
飼い主さんは続く投稿で、「今ではすっかりこちらの言葉もたくさん理解してくれ心も通じ合ってますが、それは犬側が言語の壁を乗り越え理解しようと頑張ってくれた結果なので、本当に感謝しかありません 世界中の犬がみんな幸せでありますように」と、ひるねちゃんへ心から感謝するとともに、すべての犬が幸せな日々を送ることができるように、と願いを込めました。
この投稿は、今、犬とともに暮らす人や、犬に関わる仕事をする人、これから犬を迎えようと考えている人など、多くの人の心を揺さぶるメッセージになったようです。投稿の裏側には、飼い主さんのどのような心境があったのでしょうか。早速、詳しいお話を伺いました。
◼️ 赤ちゃん時代の不安を乗り越えた“愛犬との絆”
「ぽっこんぴんちゃん」という謎あだ名でも振り向いてくれるひるねちゃん(画像提供:柴犬 ひるねさん)
ーーこの写真とコメントを投稿したきっかけを教えてください。
「ふと、ひるねからすれば赤ちゃんの時に急に謎の言語を話す巨人の家に連れてこられ、さぞかし不安だったろうなぁ…と思い、今こうして一緒に暮らしてくれていることが更に愛しくなり投稿しました」
ーーひるねちゃんは、どのような言葉を理解していますか。
「おすわり、まて、よし、お散歩、ご飯、ご褒美、お水、お気に入りのオモチャの名前、好物の名前など、すぐに思いつくだけでも25~30単語くらいは理解してると思います。『ボールどこ!?』と聞くと探して持ってきてくれたり、『おうち帰ろっか』と言うとケージに入ったり、賢いなと思うことばかりです」
「そんなに嫌か」ツン多めのときのひるねちゃん(画像提供:柴犬 ひるねさん)
ーーひるねちゃんの性格を教えてください。
「マイペースで柴犬らしい性格です。『おいで!』と呼んでも当然来ませんし、『遊んで!』と自らボールを持ってきたのに2ラリーすると飽きてどこかへ行ってしまいますし、ドッグランに行ってもつまらなさそうですし…。ただ、柴犬にしては珍しく人間のことが大好き。以前、京都に行ったときは、いろいろな国の観光客の人に尻尾を振りまくっていましたね」
散歩終盤、抱っこされた瞬間元気を取り戻すひるねちゃん(画像提供:柴犬 ひるねさん)
ツンデレの緩急に振り回されながらも、ひるねちゃんへの愛情はそれをはるかに上回るようですね。リプライには同じ柴犬の飼い主さんや、犬と暮らす人たちなどからさまざまな声が寄せられ、温かい雰囲気を醸し出しています。
「なんか泣きそう」
「心は通じてるってことよ!」
「ほんとだね。感謝しかない」
「映画一本観るよりジーンときた」
「イッヌは良いぞ。あれは家族や」
「たぶん通じてるから一緒にいるんだよ」
「ニンゲン目線じゃなくてイヌ目線なのほんとよき」
「言葉は通じてますよ。表情やジェスチャーで何を考えてるかだいたいわかる」
ボールが投げられるのを待つひるねちゃん(画像提供:柴犬 ひるねさん)
おもちゃは1箇所に集めて遊ぶのがひるねちゃん流です(画像提供:柴犬 ひるねさん)
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)