故オ・ヨアンナさんの職場いじめ疑惑による損害賠償訴訟が開廷も…双方の意見対立
写真=オ・ヨアンナさん SNS22日午後、ソウル中央地裁民事合議48部（ペク・ドギュン部長判事）は、オ・ヨアンナさんの遺族が職場いじめの加害者として名前が取り上げられた元MBCの気象キャスターA氏を相手に提起した損害賠償請求訴訟の初弁論を開いた。オ・ヨアンナさんは昨年9月、享年28歳で亡くなった。故人の死亡のニュースは3ヶ月後の同年12月に知られ、その後、故人が生前の同僚から職場でいじめられたという疑惑が提起され、物議を醸した。その後、韓国の雇用労働部はソウル地方雇用労働庁、ソウル西部支庁と合同で特別労働監督チームを構成し、MBCに対して特別労働監督に着手し、今年2月に「いじめと見なすべき行為があった」と判断した。ただし、気象キャスターは労働者に該当しないため、MBCの関係者を労働基準法違反の疑いで処罰することは不可能だと明らかにした。このような中、彼女さんの遺族側は昨年12月23日、A市を相手に損害賠償請求訴訟を提起した。訴状によると、遺族は2021年10月から昨年9月、故人の死亡直前まで約2年間、A氏らの暴言と不当な指示があったと主張した。当初、裁判部は3月27日に無弁論の判決宣告期日を指定したが、A氏が宣告2日前に訴訟代理人を選任し、意見書を提出したため、この日に正式弁論を行うことになった。これに対し、最初の弁論で遺族の訴訟代理人は、「オ氏の死亡過程でA氏のいじめがあったというのが主な要旨だ」とし、「オ氏の勤労者性が認められると考え、職場でのいじめを原因として請求したが、雇用労働部の監督の結果、勤労者かどうかに関して補完すべき部分があり、今後予備的に、一般的ないじめによる死亡を追加するかどうかを検討する予定だ」と明らかにした。また、「（労働部の結論は）勤労者ではないということだが、果たしてきちんと調査したのか（疑問だ）」とも伝えた。A氏側の訴訟代理人は「事実関係の争いに関係なく、亡くなった故人の死に深い遺憾と哀悼の意を表する」とし、「遺族側の主張は、オ氏とA氏の間の関係と行為内容、当時の状況、全体的な会話の脈絡を考慮せずに、一部の会話内容だけを編集したもの」「A氏はオ氏に職場でいじめをした事実がなく、A氏の行為によってオ氏が死亡したと主張するのは事実を誤魔化すものだ」と反論した。A氏側は「オ氏は死亡するまでA氏と良い関係で過ごし、オ氏が個人的な事情や悪質コメントで苦しんでいたことを考慮すると、死亡とA氏の間の因果関係を認めるのは難しい」と強調した。一方、遺族側は「2人の間で一部良い関係に見える会話があったとしても、A氏がオ氏をいじめ、彼女が精神的な苦しさを訴えた事実は変わらない」とし、「親密な関係であるかのように会話したのは、職場で上司の機嫌を損ねないためのものであり、良い関係があったと見ることはできない」と主張した。裁判部は、A氏側の反論書面および遺族側の追加の証拠提出のため、9月23日にもう一回弁論期日を開く予定だ。
