故オ・ヨアンナさんの職場いじめ疑惑、雇用労働部が一部認める

17日、SBSは雇用労働部が過去3ヶ月間にわたって実施したMBCへの特別勤労監督の結果、「気象キャスターは勤労者に該当しない」と判断しながらも、「いじめと見なせる行為があった」という結論を下したと報じた。通常、雇用労働部は勤労者でないと分類した場合、いじめの有無を判断しないが、今回の事件では例外的な判断を下したと伝えられている。先立って雇用労働部は、2月11日にソウル地方雇用労働庁とソウル西部支庁の合同で特別勤労監督チームを構成し、MBCに対して特別勤労監督を実施したと明らかにした。当初は勤労者性の判断が優先という立場だったが、「最近、遺族のMBC自体の真相調査への不参加意思表明、故人以外の追加被害問題の提起、労働組合の特別監督請願などを総合的に考慮し、より迅速に特別勤労監督に着手することになった」と説明した。オ・ヨアンナさんは昨年9月、28歳でこの世を去った。彼女の訃報は昨年12月に伝えられ、今年1月には故人の携帯電話から職場でのいじめ被害を訴える内容が記された原稿用紙17枚分の遺書が出てきた。その後、故人の先輩だったMBCの気象キャスターたちの集団チャットルームが公開され、波紋を呼んだ。職場内いじめ疑惑に対する調査は4月初めに捜査期限を迎える予定だったが、6月30日まで期限が延長された状態だ。故人の遺族は先輩キャスター4人のうち、いじめの首謀者とされるA氏に対して損害賠償請求訴訟を提起。加害者とされたA氏による意見書などの提出はなく、3月27日に弁論なしで判決が下される予定だった。しかし、宣告期日を2日後に控えた段階でA氏が訴訟委任状と準備書面を提出。これにより、裁判部が弁論期日の指定といった手続きを進めることとなった。