年間約1万8000円の節約に!節約上手が習慣にしている「節電テク」5つ

電気代の高騰が続くなか、「少しでも出費を抑えたい」と感じている方が多いのではないでしょうか。エアコンの使用などで電気代がさらに上がりがちな夏に向けて、しっかり対策しておきたいところです。そんななか「年間1万8000円も電気代が減らせた」と語るのは、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、節約系YouTubeチャンネル「リッチじゃない暮らし」を配信する主婦みさきさん。今回、みさきさんが実践している「簡単にできる節電術」を教えてもらいました。

節約術1:炊飯器の「保温機能」に頼らない, 節約術2:3つの対策でエアコン節電, 節約術3:待機電力をできるだけ抑える, 節約術4:野菜は電子レンジで調理する, 節約術5:3つの方法で冷蔵庫も節電

節約歴6年の主婦みさきさん

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節約術1:炊飯器の「保温機能」に頼らない

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皆さんは、炊飯器の保温機能って、普段どうされていますか。

じつは以前のわが家は、保温機能をフル活用していて、一度ご飯を炊いたら、次に炊くまで24時間そのまま保温するなんてこともよくありました。

でも、保温機能を使わないことで年間5000円ほど節約できることを知ってからは、炊き終わったらすぐ炊飯器をオフ。食べきれなかった分のご飯は、保存容器に入れて冷蔵庫に入れるようにしています。

実際、保温時間が長くなればなるほど、電子レンジで温め直す方が電気代もおトクですし、お米の味も落ちにくく、おいしく食べられるようになりました。

節約術2:3つの対策でエアコン節電

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夏の暑さや冬の寒さをしのぐために便利なエアコンですが、電力消費は家電のなかでもトップクラス。少しでもエアコンの電力消費を抑えるために、わが家では次の3つの対策に取り組んで、年間6500円程度の節約効果を実感しました。

●1:エアコンの設定温度をプラマイ1℃にする

エアコンの設定温度をプラスマイナス1℃調整することで、季節によって快適な温度を保ちつつも、電気代を抑えられるようになります。わが家のオススメの温度設定は、夏場は28℃、冬場は20℃です。ご自身やご家族に無理のないよう、エアコンの設定温度を見直してみてくださいね。

●2:エアコンの風向きを調節する

暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまるという空気の性質を考慮して、わが家では、夏場は、水平から少し上向き、冬場は下向きにして使うようにしています。エアコンの風向きをうまく調節することで、部屋が効率よく最適な温度状態になります。

●3:エアコンフィルターをこまめに掃除する

フィルターがホコリで汚れていると効きが悪くなり、電力消費量が多くなってしまいます。わが家では、節約と衛生面を考慮して、2週間に1回程度、エアコンのフィルター掃除をしています。

節約術3:待機電力をできるだけ抑える

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待機電力とは、家電製品が使われていない状態でも、コンセントにつながっていたり、ブレーカーのスイッチが入っていたりするだけでも消費されるわずかな電力のこと。

節約を意識するようになってから、この待機電力の存在を知った私は、頻繁に使う家電以外は、できるだけコンセントを抜いておくようにしました。また、エアコンが1台だけのわが家では、使っていない部屋のエアコンのブレーカーを落とすことにしています。

ほんのちょっとの工夫ですが、これだけで年間数百円の電気代が節約できますね。

私の場合は、あまり手間をかけすぎずに、「思い出したときにサッと対策する」くらいの気持ちでゆるく続けるようにしています。

節約術4:野菜は電子レンジで調理する

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わが家では、毎日1〜2品の副菜を作るのに電子レンジを活用しています。

最初は「野菜にちゃんと熱がとおるかな?」と不安もありましたが、慣れてしまえば、鍋で煮るよりもずっとラクで時短にもなるので、今ではすっかり定番の調理法になりました。

ガスコンロを使って鍋でお湯を沸かして煮る場合と、電子レンジで調理する場合を比べると、電子レンジの方が年間でおおむね1000円ほど節約できるようですね。時短になるだけでなく、省エネ効果で光熱費も抑えられて、本当に一石二鳥です。

節約術5:3つの方法で冷蔵庫も節電

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エアコンに次いで電力消費が激しい冷蔵庫。少し意識しておくだけで簡単に節電できる3つの方法を取り入れて、わが家では年間5500円程度の節約効果を実感しました。

●1:冷蔵庫の温度設定は「弱」が基本

わが家では、冷蔵庫の設定温度を基本的に「弱」にして、夏が近づいてきたら「中」に変えるようにしています。大きな変化を感じることなく、たったこれだけで年間の節約効果は2000円以上です。

●2:冷蔵庫に食材を詰め込みすぎない

冷蔵庫内を比較的スッキリした状態にしておくと、食品と食品の間を冷気が通過しやすくなり、電気代の節約になります。

それを知って、わが家では冷蔵庫の使い方を見直しました。冷蔵庫内の管理がしやすくなった分、食材のロスが減ったこともうれしいポイントでした。

●3:冷凍庫には食材を詰め込みまくる

冷蔵庫とは逆で、冷凍庫にはものがたくさん詰まっていた方が節約になります。冷凍庫に保管されている、凍った食品が保冷剤の役目を果たし、冷凍庫内の温度が上昇するのを防いでくれるためです。

わが家では、まとめてつくりおきして冷凍するので、冷凍庫がよくパンパンになっています。

以上、わが家で実践している「だれでも簡単にできる節電術」を5つ紹介しました。

これから夏本番を迎えるので、わが家もしっかり準備して、電気代を抑えたいなと考えています。なにか皆さんのお役に立つ情報があれば、うれしく思います。

なお、家電の取り扱い方法等につきましては、メーカーのWEBページや説明書をよく読んでいただき、取り扱いに留意していただけると幸いです。

※ 節約効果は、電気の使い方やお住まいの地域、家族の人数によって異なります。