日劇「19番目のカルテ」赤池先生(田中泯)に“退場”フラグで不安の声殺到 徳重(松本潤)「患者は時に嘘をつく」の意味は?

滝野みずき(小芝風花)、赤池登(田中泯)(C)TBSスパークル/TBS
嵐・松本潤が主演を務める連続ドラマ「日曜劇場『19番目のカルテ』」(TBS系、日曜午後9時)の第6話が24日、放送され、総合診療医、徳重晃(松本)の恩師として度々登場してきた赤池登(田中泯)の“退場”を予感させる描写に多くの視聴者が反応した。
「19番目のカルテ」とは?
病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域「総合診療医」を描く医療ドラマ。松本は、キャリア30年目にして初めての医師役に挑戦している。
徳重に向かって「お前には話さない」と…
この日の放送で、内科から相談を受けた総合診療科が在宅ケアを望むステージ4の肺がん患者、半田辰(石橋蓮司)の訪問診療を受け持つことになり、徳重は終末期医療にかかわった経験のない若手の滝野みずき(小芝風花)に担当を任せた。静かに人生の終わりを受け入れている辰は、みずきに「かっこよく死にたい」と希望を伝えるが、みずきは、辰と同居する次男の龍二(今野浩喜)と、離れて暮らす長男の竜一郎(近藤公園)の、それぞれの複雑な思いも知り、医師として自分に何ができるのかと思い悩んだ。

滝野みずき(小芝風花)、半田辰(石橋蓮司)(C)TBSスパークル/TBS
そのころ、院長の北野栄吉(生瀬勝久)が、徳重の恩師で離島で総合診療医をしている赤池を呼び出していた。北野の計らいで赤池に引き合わされたみずきは、辰との向き合い方を相談。患者の「これから」に関わってきたスタンスが通用しないことに戸惑う彼女に、赤池は人は必ず死に、その考え方では医者は誰も救えないことになると指摘。「本当に終末期の患者には、『これから』はないのかね?」と問いかけ、「『これから』がどんなに短くても、最期の瞬間まで人生は続く」と諭した。

北野栄吉(生瀬勝久)、赤池登(田中泯)(C)TBSスパークル/TBS
ドラマ終盤、辰に寄り添ってその臨終を看取ったみずきは、徳重から借りていた赤池のノートで、終末期医療のページだけ何も記述がないことが気がかりだったが、赤池にはその理由を聞けなかったことを伝えた。赤池が来ていたことをまったく知らされていなかった徳重は、「わからないな…」と答えるのみだったが、その後、赤池がいる離島の診療所にやってきて「夏休み、とっちゃいました」と恩師に笑顔を見せた。直後に流れた第7話(31日放送)の予告では、「理想だけじゃ、人は救えない」という赤池のセリフや、「患者は時に嘘をつく。そう教えてくれたのは先生です」という徳重のセリフが聞こえ、徳重と対峙した赤池が「帰れ! お前には話さない」と突き放す場面で締めくくられた。
この展開を受け、赤池の“退場”が近いと考える視聴者が続出。SNSに「赤池先生の終末期についての言葉が意味深すぎる」「離島の診療所がずいぶん片付いているように見えるけど…」「診療所…閉める!?」「何を隠している…終活のニオイがするのだが…」「赤池先生のフラグが怖い」「悪い予感しかしない」「徳重先生はなにか感じてそう。嫌なほうにいかないといいな」などの声が相次いだ。

滝野みずき(小芝風花)、赤池登(田中泯)(C)TBSスパークル/TBS