BELIFT LAB、ミン・ヒジンとの訴訟でILLITの盗作疑惑に反論「NewJeansの振付や衣装とはコンセプトが違う」

18日、ソウル西部地方法院第12民事部は、HYBE LABELSがミン・ヒジンを相手に提起した25億ウォン台(約2億5,000円)の損害賠償訴訟の第3回弁論を開いた。この日、双方は主な争点である振り付けの盗作、企画案の盗作の有無、韓服(ハンボク、韓国の伝統服)のコンセプトなどについて30分間のPPTで立場を明らかにした。ミン・ヒジンは昨年4月に開いた記者会見で、HYBEがNewJeansをHYBE初のガールズグループとしてデビューさせるという約束を破って、LE SSERAFIMを先にデビューさせ、LE SSERAFIMがデビューするまでNewJeansの広報をさせなかったと主張した。これと関連し、LE SSERAFIMの所属事務所であるSOURCE MUSICは「LE SSERAFIMが他のアーティストに被害を与えたという虚偽の主張と、事実ではない内容を既定事実のように掲げて世論を形成する行為は、明らかな虚偽事実の流布だ」とし、昨年7月にミン・ヒジンに対する訴訟を起こした。また、ミン・ヒジンは、BELIFT LABがILLITを企画しながら、NewJeansのコンセプトなど全般を盗作したと主張。これに対してBELIFT LABは「ILLITのブランディング戦略とコンセプトは2023年7月21日に最終確定され、内部共有されたことがある。情報提供者がいわゆる『企画案』を送ってきたのは、その後の2023年8月28日であるため、ILLITのコンセプトに影響を与えることができない」と反論。この日の3回目の弁論期日で、BELIFT LABはミン・ヒジンの盗作主張は無理があるとして「(当時)デビューして1ヶ月しか経っていないILLITは、あっという間に“盗作ガールズグループ”の汚名を着せられ、世間とNewJeansのファンから攻撃を受けた。公益のためと言いながら、実際は私利私欲を追求している」とし、Y2K感性かつレトロなNewJeansと魔法少女の世界観のILLITの違いを説明した。BELIFT LABは韓服の写真、腕を回す動作、ヘアピン、COEX電光掲示板広告など、ミン・ヒジンが類似性を主張した部分は、すでに複数のアイドルグループが使用した普遍的な表現だと主張。特に振り付けについて「NewJeansの前後にも何度も使用された個々の動作で自由に利用可能だ。個々の動作に盗作を主張するならば、すべてのアイドルに盗作の烙印を押すことになる」と指摘した。またBELIFT LABは「(ミン・ヒジンが)自分が作り手のようにすべてを自分で生み出したと主張している」という“万物ミン・ヒジン説”にも言及し、「ILLITは固有の個性を基に各種記録を更新した。単純なコピーだったら、国内外ですべての記録を塗り替える成果は得られなかっただろう」と訴えた。BELIFT LABは、NewJeansとGFRIENDのミュージックビデオの編集技法、コンセプトなどを比較しながら「NewJeansがGFRIENDをコピーしたグループではないように、一部重複する要素があるというだけで、ILLITがNewJeansのコピーになるわけではない。そのように売り込んではいけない」と指摘した。一方、ミン・ヒジン側は世間、メディア、評論家もNewJeansとILLITが類似しているという反応を見せたと主張し、該当の反応が収められたコメントを収集資料として公開した。ミン・ヒジン側は「HYBEにILLITのNewJeans盗作疑惑を提起すると、(ADORに対する)違法監査が実施された」として「この事件は名誉毀損、業務妨害だ。ILLITの事務所はコピー、盗作という単語を使ったという理由で著作権侵害事件に追い込んでいる。原告は被告が使用した盗作がまるで著作権侵害と同じ概念であるかのように、この事件の争点を曇らせている。HYBE内部でレーベル間の問題を提起したが、内部的に問題が解決されていればこのような事態はなかっただろう」と説明した。次回の弁論期日は10月31日午後4時に進行される予定だ。