50代、ショートヘアでもできる「おしゃれなまとめ髪」。ひと工夫で老け見え回避

髪が短くても、おしゃれに「ハーフアップ」ヘアにするコツをご紹介します。教えてくれたのは、女性の髪に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。50代の読者をモデルに、アレンジの方法を詳しくレポートします。これから気温が暑くなる時季にぴったりです!

【写真】横顔もステキなハーフアップ<After>

暑い日にも!髪が短くてもできる「ハーフアップ」

ショートヘアのハーフアップでさわやかに(左がビフォーで右がアフター)

さとゆみ:今週は後半、また暑くなるみたいですね。

八木ちゃん:だいぶ気温が上がるそうです。

さとゆみ:こういうときって、髪をすっきりさせたいと思うのだけれど、ロングヘアじゃない人でも、髪をまとめることってできます?

八木ちゃん:できますよ! カットベースにもよりますが、ベリーショート以外だったら、ハーフアップもできちゃいますよ。

さとゆみ:そうなの!? ハーフアップって、ロングヘアの人の特権ってイメージあった。

八木ちゃん:ですよね。でも、ショートの人でも、コツをつかめばハーフアップできるんです。たとえば、今日のモデルさんくらいの髪の長さがあれば、十分OKです。

ショートヘアの読者モデルさん。この長さがあればハーフアップにできる!

さとゆみ:なんと! それはいいですね。

八木ちゃん:まずは完成形を見てください。

ハーフアップにした状態。短くてもちゃんとまとまる!

さとゆみ:おおおお! すごいさわやか! こんなに短くても、ハーフアップにできるんだというのも驚きました。

八木ちゃん:ショートヘアの人でも、ハーフアップにすると、一気に涼しげな雰囲気になりますよね。

おしゃれな「ハーフアップ」に見えるコツ

さとゆみ:コツはあるんですか?

八木ちゃん:ショートの人の場合は、髪が短い分、落ちてこないようにする工夫が必要です。具体的には、髪をまとめる前に、ワックスをつけること。

髪をまとめる前に、ワックスを全体にしっかりなじませて

八木ちゃん:さらさらの直毛だったら、少し髪を巻いておくのもいいですよ。髪に「ひっかかり」ができると、結んだ髪が落ちてきにくくなります。

さとゆみ:なるほど。このひと手間で、結んだ髪が落ちてきにくくなるんですね。

八木ちゃん:そのあと、髪を結びます。ピンよりも、ゴムで結んだほうがハーフアップにしやすいと思います。

さとゆみ:結ぶときにコツはある?

八木ちゃん:顔まわりを全開にせず、毛を残すと、若々しく見えますよ。

目よりも上の髪を結んだ状態

八木ちゃん:このままだと、おしゃれ感が薄いので、上から飾りゴムやシュシュをつけてあげるといいですね。今日つけた飾りゴムはシンプルなものなので、普段着にもマッチしますよ。

ゴムの上から、タオル素材のヘアゴムをオン

さとゆみ:このゴムで最初から結んじゃダメ?

八木ちゃん:こういう飾りゴムは、ホールド力はそれほどないので、先にヘアゴムで結んでから、その上にあくまで飾りとしてつけるのがコツです。

さとゆみ:なるほど!

八木ちゃん:今回はゴムですが、シュシュや、バレッタなどを使うのもいいですね。

後頭部の髪の引き出しを忘れずに!

後頭部の髪を引き出してスプレーをする

八木ちゃん:そして、最後に後頭部の髪を指でつまんでボリュームを出して、高さを出すのがポイントです。

今回使ったスタイリング剤。左からロアザバームラテローズ40g4950円※美容院専売品、ナイン ルーセントスプレー9180g2090円(ホーユー)

さとゆみ:これをやるとやらないでは、横顔が大違いですよね。

八木ちゃん:はい。ものの数分でできるハーフアップの見た目を激変させるのが、この後頭部キープのテクニックです。

さとゆみ:髪の短いみなさんも、暑い日はぜひハーフアップを楽しんでくださいね。