Vince、G-DRAGONとのコラボ秘話を明かす「スターになりたいかと聞かれ…」

写真=THE BLACK LABEL
歌手兼プロデューサーのVinceが、G-DRAGONとのコラボ秘話を明かした。
Vinceは8月18日午後6時、各音楽配信サイトを通じてデジタルシングル「CHA CHA CHA」を発売した。「CHA CHA CHA」は、柔らかなメロディーに軽快なラテンリズムが加わったヒップホップR&Bトラックだ。これまで「UUU」「EMERGENCY」「MENNAL」など、ヒップホップとR&Bジャンルをベースにした音楽を披露してきたVinceは、夏の夜のように涼しげな雰囲気の新曲で、リスナーを魅了している。新曲発売を記念し、龍山(ヨンサン)区某所でNewsenに会ったVinceは「ソル・ウンド先輩の『みんなでチャチャチャ』からインスピレーションを受けて作った曲なんです。ミュージックビデオをアニメーションで制作することになりましたが、最初は実写で撮る可能性もあったので、準備過程でソル・ウンド先輩にカメオ出演もお願いしていました。出演してくださるとのことでしたが、結果的にはアニメーションにすることになり、実現はしませんでした。その点は残念ではありますが、ソル・ウンド先輩にとても感謝しており、リスペクトしています。『みんなでチャチャチャ』からインスパイアされて、そこにヒップホップリズムを混ぜた軽快な曲です」とし、「チャンスがあれば、チャレンジ動画を一緒に撮りたいです」と紹介した。新曲にはフィーチャリングとしてG-DRAGONが参加したことでも話題を集めた。Vinceは「BIGBANGとSOL兄さん、G-DRAGON兄さんとはプロデューサーとして一緒に作業したことがあるので、すでに親しい関係でした。除隊後、THE BLACK LABELにも音楽制作のためよく来ていました。当時は(G-DRAGONが)BIGBANGの音楽を作っていましたが、その時『CHA CHA CHA』も作業しました」と話した。続いて「自然な流れでフィーチャリングの提案をしました、G-DRAGON兄さんが(『CHA CHA CHA』を)聴いてから、“あなた、スターになりたい?”と言ったので、“はい。なりたいです”と答えました。快く引き受けてくださったので、本当に感謝しています」と笑顔を見せた。Vinceは「楽曲制作をしたのは約5年前で、(G-DRAGONに)フィーチャリングの提案をしたのは約3年前です。フィーチャリングをお願いしてから、テンポも変えて、G-DRAGON兄さんにもう一度歌ってもらえるかとお願いしたこともありました。全部合わせると兄さんのバースも3つぐらいあると思います。時間を作ってやってくれて、修正のお願いをした時も全部オッケーしてくれたので、そのような点でもとても感謝しています」とつけ加えた。音源の発売日である8月18日は、G-DRAGONの誕生日だった。Vinceは「発売できる日付が8月18日くらいしかなかったんです。狙ってはいませんでしたが、偶然そうなりました。兄さんの誕生日ではありますが、僕へのプレゼントのように、兄さんの誕生日にリリースすることになりました」と話した。続いて「BIGBANGのカムバックもあり、G-DRAGON兄さんのカムバックもあったので、重要な時期を逃してしまってはならないと思いました。あまり遅れてもダメだと思い、BIGBANGと兄さんの曲が発表された後、リリースすることになりました」と説明した。Vinceは「G-DRAGON兄さんが準備するのを隣で見ていましたが、本当に一生懸命やっていました。久しぶりなので、良い作品を出さなければならないという心配があの時はありましたが、発売されてヒットしているのを見て、“G-DRAGONはさすがだな。僕が心配する必要はなかった”と改めて感じました」と笑った。G-DRAGONのサポートを受けただけに、期待も大きい。Vinceは「兄さんが誰とでもコラボする方ではないので感謝していますし、その分期待もしています。音源の成績もある程度良ければと思っています」と話した。続いて「最近、THE BLACK LABELの作品への反応がとても良く、上位にランクインしています。僕でこの流れが途切れてはならないので、この勢いを続けていきたいです。僕だけでなく、SOL兄さんの次のアルバムや、他のアーティストに対しても良い反応があればと思います。僕もMelOnでTOP10に入りたいです。音楽配信チャートで1位になったら、スターになったと言えるのではないでしょうか」と笑顔を見せた。G-DRAGONとのチャレンジ動画も期待できそうだ。Vinceは「昨日偶然兄さんに会ったのですが、チャレンジをお願いしました。すぐやるとは言いませんでしたが、いったん送ってと言われました」と明かし、期待を高めた。数回にわたる修正を経ただけに、曲の完成度は一層高まった。Vinceは「一人で作っていたら、最初のバージョンで“いいんじゃない?”と感じてそれで発売したと思いますが、会社の特性上、THE BLACK LABELの長所だと思いますが、TEDDYさんのリーダーシップの下で作っていく過程がありました。『CHA CHA CHA』も完成してから周りのプロデューサー、TEDDYさんに聴いてもらい、今のも良いけれど、もっと良くなるのではないかというフィードバックをもらい、今のバージョンになりました」と話した。THE BLACK LABELを率いるTEDDYは、Vinceにポジティブな助言を惜しまない同僚だ。Vinceは「TEDDYさんは曲が良ければ良いと言ってくれます。“ダメだ”というフィードバックは、本当に悪くない限りはしません。ここを変えていけば良くなるのではないかと、ポジティブなフィードバックをしてくれます」と話した。Vinceは「これまで出した曲は、プロデューサーの時とは違って自分が作ってみたいストーリーとサウンドにこだわっていたとしたら、今回の新曲は最初のスケッチそのものは、社内の別のプロデューサーが持っていたものです。基本的なメロディーは作られていました」と話した。続いて「他の人が書いてくれた曲を歌うのは、僕にとっても慣れないことでしたが、ヒップホップ的な要素を入れて、ブリッジも作って加えました。『CHA CHA CHA』の作詞、作曲、編曲に僕も参加したが、大きな枠は他のプロデューサーの方が作ってくれたものです。それに合わせてやっていった部分があるので、よりアーティストとして取り組んだ気持ちがあります。自分のこだわりはいったん置いておいて、周りの人々に近づけるようになったのではないかと思います。一人だったらできなかったと思います」とつけ加えた。VinceはTHE BLACK LABELの音楽の良い点として「一つ確かなことは、すべてのプロデューサーたちが自分の曲でもそうでなくても、フィードバックをたくさん共有し、最大限みんなが満足する完成品にするために努力することです。しかも、今も学んでいます。TEDDYさんは発売直前まで“もっと良くなるのでは”と考えます。そのような姿からたくさんのことを学んでいます。“Attention to Detail”という部分で、僕たちのレーベルは差別化できるのではないかと思います」と評価した。アーティストとプロデューサーの比率に関する質問には、「アーティストとしての自分とプロデューサーとしての自分にあまり境界を設けないようにしています。作品が出続けることに感謝しており、自分の声で表現したい時には自分の曲も出したいと思います。すべて流れに任せています」と答えた。