ユ・スンジュン、3度目のビザ訴訟で勝訴…韓入国の可能性は不透明

ソウル行政法院行政部(イ・ジョンウォン部長判事)は本日(28日)、ユ・スンジュンが在ロサンゼルス総領事館を相手に提起したビザ発給拒否取消訴訟および入国禁止決定不存在確認訴訟に対して、原告勝訴の判決を下した。裁判部は「拒否処分は処分事由が存在せず、裁量権の逸脱・濫用により違法であるため取り消されるべきだ」と明らかにした。ただし、裁判部は「原告の過去の行為が適切だったと判断するわけでは決してないという点を明らかにする」として、ユ・スンジュンの兵役逃れ疑惑に別途言及した。ユ・スンジュンは2015年、韓国入国のため在外同胞ビザ(F-4)を申請したが拒否され、これに対して取り消しを求める訴訟を起こして最終的に勝訴した。しかし、ロサンゼルス総領事館はビザ発給を再び拒否。その後、ユ・スンジュンは2023年のビザ発給拒否取消訴訟でも再び勝訴した。それでもロサンゼルス総領事館は昨年6月、ユ・スンジュンのビザ発給を再度拒否した。これを受けてユ・スンジュンは昨年9月、政府を相手に3度目の訴訟を開始し、今回の第1審判決が下された状況だ。ユ・スンジュンの勝訴にもかかわらず、彼の韓国入国は容易ではない。彼は2002年に入営通知書を受け取った状態で、海外公演の名目で韓国を出国した後、アメリカの市民権を取得し、兵役逃れ疑惑が浮上した。その後、出入国管理法11条1項に基づいて韓国入国禁止対象となった。