「メスを持つハンター」カン・フン“自分の違う面に出会えた作品…アクションをもっと学びたい”

写真=STUDIO X+U
俳優カン・フンが「メスを持つハンター」に出演した感想を伝えた。
LG U+のコンテンツ専門スタジオSTUDIO X+Uのドラマ「メスを持つハンター」は、天才解剖医のソ・セヒョン(パク・ジュヒョン)が、死体を解剖する中で父親による殺人の痕跡を発見し、消してしまいたい自身の過去を隠すために警察より先に父親を捕まえようとする物語を描いた犯罪心理スリラーだ。劇中カン・フンは、人間の本性は善だと信じ、事件の真実を追う捜査一課のチーム長チョン・ジョンヒョン役を演じ、新たな姿を見せた。カン・フンは赴任後、情熱と信念をもって捜査を行う刑事の姿をリアルに描き、ソ・セヒョンとの共助の中で、信頼と疑いを行き来するジョンヒョンの複雑な感情を繊細に描いた。体当たりのアクションはもちろん、キャラクターの内面を描く感情表現まで、一層広くなった演技の幅を見せ、視聴者から好評された。―― 「メスを持つハンター」放送終了の感想をお願いします。
カン・フン:昨冬、本当に寒かった現場で、温かく素敵な方々と楽しく作品を作ることができました。そのすべての思い出が長く心に残ると思います。ドラマを視聴してくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。―― 初めてのジャンル物への挑戦でもあり、今回の作品を通じてカン・フンさんの新しい一面を見たという反応も多かったと思いますが、ご本人はどのように感じていますか?
カン・フン:ジャンル物であることを意識して撮影したわけではなかったと思います。ドラマの中のチョン・ジョンヒョンという人物を理解しようと努力し、それをきちんと表現するためにずっと勉強していました。僕自身もドラマを見ながら、自分の違う面に出会えた、そんな作品だったのではないかと思います。―― チョン・ジョンヒョンというキャラクターを表現する上で、特に気を配った点はありますか?
カン・フン:一番気を遣ったのは、まず警察大学を卒業し、警部補としてキャリアを積み、初めて捜査一課に配属されてすぐにチーム長を任された人物を、どのように描くかという点でした。特に、舞台が地方の警察署であることも意識せざるを得ませんでした。そのような環境の中で、僕は若く、何も知らない人物として見られるかもしれませんが、僕のキャラクターは“警察はこうあるべきだ”という確信を持って行動する人だと考えました。そして、軽んじられるような気持ちを持ちながらも、どのように振る舞えばよいのか、その状況の中でどのような態度を示せばよいのかたくさん悩みました。そのため、演じる際には自分の心理を意識しながら演技したように思います。―― 捜査一課の刑事役であるだけに、体当たりのアクションも多くありましたが、難しかった部分はありませんでしたか?
カン・フン:全く怖くなかったわけではありませんが、怖がるとむしろケガをすると常に考えていました。瞬間的にためらうことはありますが、そのためらいを乗り越えた瞬間、恐怖は消えて、むしろうまくできるようになりました。そして、アクションをしているうちに自信がついてきた時こそ、かえってケガをしやすかったので、その瞬間に対しては常に気をつけていました。アクションは大変ですが、とても楽しくて、もっと学びたいという気持ちが強くなりました。―― 一番記憶に残っているシーンはどこですか?
カン・フン:印象に残っているシーンは本当にたくさんありますが、その中でもドラム缶の中にいるセウン(キム・ギュナ)を発見するシーンが一番心に残っています。ジョンヒョンがソ・セヒョン課長と必ず守ろうと約束した言葉でもあり、それを守ることができた瞬間だったので、特に記憶に残っているのだと思います。―― ロマンスから時代劇、スリラーまで、様々なジャンルで多彩な姿を見せてきましたが、今後挑戦してみたいジャンルや役はありますか?
カン・フン:僕は絶えず作品に取り組みたいと思っています。俳優という職業を選び、演技をしたくてもできなかった時期があったからこそ、今こうして作品に参加できていることに、常に大きな感謝の気持ちを持って撮影に臨んでいます。そのため、もし機会が与えられるのであれば、ジャンルや役に関係なく、僕の好きな仕事をずっと続けていきたいと思っています。―― カン・フンさんにとって「メスを持つハンター」は、どのような作品として記憶されると思いますか?
カン・フン:本当に素敵な人たちと楽しく撮影した作品として記憶に残ると思います。一つのチームとして、短い期間の間、集中して撮影し、その分愛情も大きくなりました。そして本当にたくさんのことを学ぶことができた、俳優としてだけでなく、人生を生きる上でも良いものをたくさん得た作品になりそうです。―― 最後に「メスを持つハンター」と、チョン・ジョンヒョンを応援してくれた視聴者の皆さんに一言お願いします。
カン・フン:視聴者の皆さんに楽しく見ていただいたおかげで、一ヶ月以上の間、言葉では表しきれない幸せを感じることができました。たくさんの愛をいただき、本当に感謝しています。これからも素敵な活動をお見せしたいと思います! ありがとうございます!!