“日テレのダンス大会で優勝”韓国のJINJO CREW、チーム内での性暴力事件に関する報道に反論

3日、JINJO CREWのある関係者はOSENに、この日の午前に報道された、チーム内で過去に起きた性暴行関連の事件について「法廷の判断だけ見ると一部事実かもしれないが、チームが被害者を告訴したり、一方的に告訴を行ったというのは事実と異なる」と明らかにした。この日の午前、ある韓国メディアは、JINJO CREWのメンバーだった女性A氏が、チーム間で発生した性暴行被害を公論化したことでJINJO CREWから告訴されたが、棄却されたと報じた。A氏はJINJO CREWのメンバーだった男性B氏から性暴行を受け、これをSNSに公開し、公論化した。その後、B氏はチームから脱退し、控訴の末に第2審で、未遂に終わったが性暴行を試みたことが認められ、懲役2年6ヶ月の実刑を宣告されたことが伝えられた。そのような中、JINJO CREW側が性暴行事件の被害者であるA氏を告訴したことが遅れて知られた。これは内部告発に対する報復性の措置と読み取られ、批判の声が高まった。しかし、JINJO CREWの関係者はこれについて「まず、JINJO CREWがA氏を告訴したわけではない」と強調。続けて「まず、遅れて公論化されたと言われているが、それも違う。チームで事件を知る何ヶ月が前に、A氏が先にチームを離れた。その後、B氏がSNSにそれに関する書き込みを掲載し、その日、すぐにB氏を脱退処理した。その後、A氏とB氏の事件が知られ、チームの6ヶ月分の公演やイベントがキャンセルとなり、状況が悪くなった。それでもすでに当事者がすべてチームを脱退した状況であるため、チーム側は特に対応しなかった」と説明。また「ところがその後、A氏がSNSに公開的にチームについて書き込みを投稿し、チームの内部状況を外部に流出したことを知った。検証のためにA氏と会話をした人たちの同意を得てフォレンジックを行い、その内容が相当なもので、クルーではないメンバーが所属している会社が名誉棄損、業務妨害などの訴訟を行った。また、A氏だけでなく、加害者のB氏に対しても告訴を行った」と明かした。何よりも関係者は「当時、所属事務所でも被害者の性暴行が嘘だという趣旨で告訴を行ったわけではないと、確かに明かしていた。繰り返してJINJO CREWメンバーの実名を取り上げ、SNSに掲載することをやめていただきたいという趣旨の告訴だった。その根拠に、すでに加害者がチームを去ったにもかかわらず、6ヶ月間の公演が取り消されたことを取り上げた」と強調した。さらに「決して性暴行関連の嫌疑をもみ消したり、加害者をかばったりしたわけではない。被害者が事件について話す場合、加害者に対してのみ話してほしいというもので、チームのメンバーはA氏の被害を無視したり、被害者を告訴したりする意思はなかった。そのため、棄却した裁判所の判断も受け入れて控訴しないようにと要請し、最小限の措置を行うことになった」と伝えた。JINJO CREWは2001年に結成されたB-BOYクルーだ。2008年と2011年から2013年まで、そして2018年から2019年まで、世界B-BOYランキングチームと個人すべて1位を獲得し、世界初5大メジャーB-BOY大会を席巻して話題を集めた。2021年にもバトル・オブ・ザ・イヤー部門で優勝し、2022年にはJTBCバラエティ「SHOW DOWN」に出演して優勝。2024年には日本テレビ系で放送された「THE DANCE DAY」で優勝し、1,000万円の賞金を獲得した。