BTS ジョングクも被害に…名義盗用の中国人首謀者、犯行の一部を認める

ソウル警察庁の関係者は本日(25日)、定例記者懇談会で「被疑者が容疑に対して一部認めている部分もあり、否認もしている」とし「これまで確保した証拠資料をもとに最大限、厳正に捜査する予定」と明らかにした。先立って、ソウル中央地検は8月24日、中国国籍のA氏の拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を行った後、「証拠隠滅と逃亡の恐れがある」として拘束令状を発付した。A氏は、2023年8月から2024年1月まで、韓国の移動通信会社などのウェブページをハッキングし、個人情報を違法に収集して、資産を奪取した疑いが持たれている。A氏は被害者らの名義で携帯電話を開通。金融口座や暗号資産の口座にアクセスして振込をする方式で380億ウォン(約38億円)以上を奪ったとみられている。被害者リストには、ジョングクをはじめ、大企業の会長、ベンチャー企業の代表らが含まれていることが分かった。ジョングクの場合、入隊中だった昨年1月、自身の名義で3つの証券口座が無断で開設される被害に遭った。該当の口座にはHYBEの株式総3万3,500株(約83億ウォン)が移された。犯人は500株(約1億ウォン、約1000万円)を人物に売却して利益を得ようとしたが、所属事務所が被害を確認し、直ちに支払い停止を申請し、実質的な被害には至らなかった。